クレンジングはこすらない、ファンデーションは薄く
椿原:摩擦がダメだということはわかりましたが、それでも「メイクはゴシゴシとこすらないと落ちないのでは」と思って心配になっちゃうんです…。
石井:クレンジング剤は、メイクの油剤と混ざった時に溶けて落ちるようになっているのでこする必要はまったくないんです。やさしく馴染ませてメイクが浮くのを待ってください。それで落ちているので大丈夫です。
椿原:クレンジングを信じていいんですね。
石井:信じてください、大丈夫です(笑)。だからこそ、落ちにくいファンデーションや、コンシーラーを重ねると、こすらないと落ちていない気がしてしまう。それが悪循環を生みます。
メイクが薄ければこすらなくて済むし、こすらなければシワ、シミ、肝斑も減っていくので。「ファンデーションを薄くする」という方に意識したらいろいろなことがうまくいくと思います。
自分より年配の、50代、60代の方を見ていて、きれいだなと思う方ほどファンデーションを塗っていないですね。もちろんシワもシミもあるけれど、圧倒的に厚塗りの方よりも美しい。
肌アイロン&スマホによる顔のたるみ予防レクチャー
ここで、実際に「目じりが気になる」という椿原アナが“肌アイロン”の方法をレクチャーしてもらうことに。
石井:右の顔を肌アイロンする時は、左手を上から、こめかみをピンと引っ張ってあげるようにします。ピンと引っ張った時にほうれい線がクッと上がった状態でキープしたまま、薬指と小指でほうれい線にぴったりあてて、やさしく溜まっているもたつきを移動させるように、10回行います。
マッサージというよりも、今まで意識してこなかった美容液や乳液の塗り方をこれに変えるだけですね。この「ピンと張る」状態というのがとても大事で、肌に張力を与えてあげるとコラーゲンが活性化されてハリが出るんです。左右、そして目の下、おでこ、首、と10回ずつ行います。
椿原:これを左右10回ずつでいいんですか?やればやるだけいいのかなと思ってしまいますが。
石井:やりすぎたらそれは「ながら」でやっている状態になって、摩擦になっています。かける圧もこんな感じです。グッと力を入れるとたるみができてしまっていますよね。力を入れないために、小指と薬指を使っています。(椿原アナの腕に実際にかける力でお手本を示しながら)
椿原:すごいフェザータッチ…こんなにやさしく、なでるくらいでいいんですね。あと、本書にもありますが、「スマホを使用することで生じる顔のたるみ」をケアするにはどうしたらいいでしょうか?スマホを使用する際にできる首のシワが気になっています。
石井:下を絶対に向かないことですよね。下を向いたら私だって首にシワがよります。その状態をキープしていたら夜にはクッキリとシワが入っちゃうので、そうなったら入ったシワを全部ギュッと伸ばして肌アイロンです。
そもそも入らないようにするためには、舌を上あごにギュッとつけて、(椿原アナの顎付け根を確認しながら)ここがガチっと硬くなっている状態でスマホを見るようにします。大体の人は口がポカーンと開いて、舌が口の中でだらーんとしている状態で下を向いてスマホを見ているため弛(ゆる)みます。
椿原:なるほど!舌の位置をこの状態でキープしながらスマホを見るんですね。でも、結構疲れますね、効いている感じがします。肌ケアもたるみ予防も積み重ねが大事だとは思いますが、どのくらいで効果が出るものなのでしょうか?
石井:何となく自分で変われそうと思うのが1週間、変わったなと実感が出てるのは1ヵ月くらいですね。
どうしても、年齢とともにホルモンバランスも下降気味になっていきますが、「もう何歳だから」と諦めずに、こすらずに日々のケアを見直してほしいです。肌がきれいになると内面も変わるのか、表情すらも変わっていきますよ。
<書籍概要>
『スキンケアで肌を毎日いためていませんか? こすらなければ、美肌』
著者:石井美保
発行:講談社
日本で一番話題の48歳美容家・石井美保。
驚異の美肌を作る“究極の摩擦レス”スキンケアメソッド、完全版!
特別版は、コスメからファッションまで本人の愛用品を詰め込んだスペシャルな冊子付き。
※書籍本体の内容は通常版と同一です。