2024年7月26日に開会式が行われるパリオリンピックのメダル候補を紹介する「メダルへの道」。今回は、悲願のオリンピック初出場を掴んだ柔道男子60kg級・永山竜樹選手。「やられる前にやる」父とともに培ってきた永山流の柔道スタイルに迫ります。
永山竜樹 デビュー戦は6秒で敗北 火が付いたのは…父
永山選手が柔道を始めたのは4歳の頃。
初めて出た柔道の試合では、組んでわずか6秒で敗北。
なすすべもありませんでした。
そんな永山選手を見て火がついたのが…
永山選手:
父親が自分の息子を負けるのは許さないみたいな感じで
自分より先に父親がスイッチ入っちゃって…
息子を強くするため、父・修さんは柔道未経験ながら黒帯を取得し熱血指導。
父・修さん(当時の映像):
竜樹かけろ、何回も、何回もいけ、おらっ!!!
試合中には大きな声で「小さな背中」を後押ししてきました。
そこで父が授けた、永山流の柔道。それが…
父・修さん:
やられる前にやれ
永山選手:
やられる前にやれ
“やられる前にやる”。「攻めの柔道」こそ永山選手のスタイルです。
身長は156cmと一際小柄ですが、その柔道を可能にしているのが抜群の身体能力。
そしてこのゴツゴツした鋼の肉体です。
マイクロバスもグングン押していく永山選手…
まさに小さな巨人です!
スランプを経験 父のアドバイスでフランスへ単身武者修行
2017年には、大学の先輩でリオオリンピックの銅メダリスト髙藤直寿選手に勝利。
しかし、東京オリンピックへ大事な一戦で…今度は髙藤選手に敗れ、東京の畳に立つことはかないませんでした。
その時の思いを永山選手は…
永山選手:
ショックは大きかったんですけど肩の荷が下りたじゃないですけど、気がパッと抜けてしまって
そこから突然陥った「長いスランプ」。
国内の大会ですら勝てない…そんな苦しみの中にいた永山選手に声をかけたのは、やはり父でした。
父・修さん:
(竜樹が)悩んで疲れてるというのは見えたので
どっかお前海外行ってこいと、何もしなくていいから、ぼうっと公園で座ってろみたいな
アドバイスを受け、フランスへ単身武者修行。
そこである大切なことを思い出したといいます。
永山選手:
その時にふと父親の「やられる前にやれ」っていう言葉がよぎって
自分の柔道って“攻める柔道”なんだって思って
安定感を求めるあまり忘れていた「攻める柔道」。
父に教わった「攻めの柔道」がメダルへの道
本来の姿を取り戻した永山選手は国際大会2連勝!パリへ望みを繋ぐと…
迎えた事実上の代表決定戦の相手は、もはや宿命・髙藤選手です。
臆することなく攻め続ける永山選手。もうそこに迷いはありませんでした。
自ら仕掛けた一本背負いで勝利!初めてのオリンピック出場を決めました!
幼き日に父に教わった「攻めの柔道」。それが永山選手のメダルへの道です。
父・修さん:
小さい頃から一緒にやってきた柔道で金メダル取ってくれればうれしいですね
永山選手:
自分たちで良い関係っていうのは恥ずかしいんですけど
父親と一緒に金メダル取りにいくじゃないですけど、そういう気持ちですね
(『めざましテレビ』2024年7月2日放送より)