<ストーリー>

歌舞伎町のホストクラブVivaceに、自分の顔に絶対的な自信を持つタケルが面接にやってくる。

会長の手嶋を相手に「歌舞伎を代表する有名ホストになります!」と宣言し入店したタケルだったが、肝心の姫たちからは「顔以外がだいぶ残念」と言われ、3ヵ月経っても本指名が取れず、くすぶっていた。

そんなタケルの視線の先には、圧倒的な人気を誇りながらも、決して本性を見せないホスト・レオの姿があった。「どうすればレオに追いつけるのか…」そんなタケルを、会長の手嶋は、Vivaceで開催されている“歌会”に誘う。

ホストたちが短歌を詠むという歌会には“参加すると売れる”というジンクスがあった。

「千円を前借りにして口にする おにぎり一個の我の悔しさ」

心の叫びを素直にぶつけたタケルの短歌は、思いのほか好評でいきなり入賞する。

「何者かになりたい」と歌舞伎町にやってきた新人ホストと、圧倒的な人気を誇りながら孤独をまとうホスト。そして、傷や欲望を抱えてVivaceにやってくる姫たちとの出会い…。

短歌を通して自分の心と向き合う彼らは、歌舞伎町という夜の街でどんな答えに辿り着くのか――。