“推し活”で“家族に迷惑”というトピックスに疑義を持てば持つほど今回の物語の深みにはまってしまう

偽装口座から横領→保険金殺人→包丁振り回し(これだけ雑に紹介し過ぎ)と、これまでの、めくるめく“トンデモ”と比較して、今回は、“推し活”で、“家族に迷惑かける”ってさ…なんか…ショボい(おい!)。

左から)二森春奈(木﨑ゆりあ)、二森由美(櫻井淳子)、二森玲夏(円井わん)、二森丈太郎(桜井聖)

だって、横領に、保険金に、猛烈ダッシュで包丁振り回し、ってさ、3つ目があまりにキャッチー過ぎたことも相まって、第5話の、そのとっかかりが、あまりに弱い、弱すぎじゃない??って思うのは致し方ないじゃないですか?(誰に!?)

もっと言うと、“推し活”とかさ、なんだかさ、時世の話題を取り入れてみました~みたいな、安易さと、視聴者におもねる感じ?するじゃないですか?(ひねくれすぎ!)うん、だけどだけど、心配はご無用、“推し活”で、“家族に迷惑”、というトピックスに疑義を持てば持つほど(僕だけだろ!)、今回の物語の深みにはまってしまうこと、間違いなしです。

っというのも、“推し活”という、最近のワードに変換してしまうことで、おもねる感が出てしまってますが(おもねる感て何)、“推す”=何かに夢中になる気持ち、は誰にも理解ができる、じゃないですか。

で、それと“家族”を絡めることで、これまで以上の共感エピソードに仕上がっているのです。美智留の毒牙が、まさに自分事として、グイグイ迫ってくる感じ…だからこそ、いつも以上にスリリングなのです!!

二森玲夏(円井わん)

で、今回の依頼人である玲夏は、“ひょんなことから”、美智留のもとへやってくるわけなんだけど、そのきっかけは第2話のそれと同じ…。ではあるんだけど、第2話でのその描写ってのは(=「なんか良いらしい?」という噂)、もうそんなに広まってるんかい!というツッコミどころがなきにしもあらずだったわけです。

だけど、この第5話にもなると、それまでに、さりげなく、超さりげなく、撒(ま)かれてきたエピソードの数々…美智留と恭子の“営業のたまもの”によって、ツッコミ要素だったものが、一気に、説得力へと変わる…。なんという、美しいストーリーライン!!…だからこそ、その用意周到さが、怖い!!怖ろしい!!のです。

左から)シム・ドユン(ユン・ソンモ)、二森玲夏(円井わん)

で、特に、前回の、とにかくよくはわかんないんだけど、自分の獲物になりそうな人物は、自ら営業をかける美智留の“どさ回り営業”が効いてたもんで、恭子だけに任せっきりではない、美智留のすさまじい営業力も相まって、「MGKライフサポート」が、こんなにも、発展していってんだな…と、実感できるのです…って、え!?社名!!社名まで変わってる!!!第1話では「MK人生コンサルティング」だったよ?!

そしてそして、今回の怖ろしさを、さらに際立たせているのが、“美智留が得た収入”なのですが、これまで、2億→1億→数百万と、普通のドラマではありえない、回を追うごとのスケールダウンを見せてきたわけですが(普通だったら、ドラマを盛り上げていくためにも、奪う金額はどんどん上がっていきそうじゃん?)、じゃあ、今回得る収入は……?

もう、なんとなく、予想はついちゃうかもしれないんだけれど、そんな予想を僕らがつけたとて、それを上回る、上回りすぎる、美智留の真の怖ろしさが提示されていくもんだから、慄(おのの)いてしまうのです…。はてさて、その、今回の、“美智留が真に得たかったもの”とは!?

そしてそしてそして(何回言うねん!)、美智留と恭子の異常なまでに完璧な主従関係に、改めての説得力を加える“過去”と、その謎にもうすぐそこまで近づこうとしている、麻生刑事との攻防戦!!!

もう、そもそも、依頼人のメインストーリーだけでも目が離せないのに、二人の知られざる過去も知ることができる、この麻生刑事のパートも、何が待ち受けているのか、想像できなさ過ぎて、目が離せない!!もう、何もかも、見逃せなさすぎる!!

なんなら、次回第6話の次回予告までもが、もうクレイジー臭ぷんぷんで、後半戦に向けて、テンション上がりまくり!!とにかく乞うご期待!!です!!

左から)恭子(中田乃愛)、美智留(河村ここあ)

野々宮恭子(松井玲奈)