坂口健太郎さん、イ・ジュンギさんが、壮大な世界観で描かれる『kiDnap GAME』の企画を聞いた際の心境を語りました。

火9ドラマ『kiDnap GAME』は、香港、韓国のパートナー会社とともに、日本と海外複数都市で撮影が行われ、すでにアジア全域で放送・配信が決定している大型プロジェクトドラマです。

アジアの7都市(東京、ソウル、台北、シンガポール、バンコク、那覇、マニラ)で発生した、同時多発誘拐事件。被害者家族のもとに届いたのは「愛する人を救うために、どこまでできますか?救われるのは一人だけ」という謎に満ちたメールだった。

家族たちは、大切な人を救うための“命がけ”のゲーム「kiDnap GAME」への参加を余儀なくされる。

出場者それぞれに下される、異なる指令。大切な人を救うためには、誰より先に指令をクリアしなければならない。なぜ彼らが選ばれたのか。このゲームを支配するのは、誰なのか。そして、その真の目的とは。

本作で妻を誘拐された刑事・新出敏郎を演じる坂口さんと、盲目の娘を誘拐された外科医のハン・キジュを演じるジュンギさんにインタビュー。それぞれの役作りや撮影エピソードなどを聞きました。

坂口健太郎&イ・ジュンギ 壮大な作品に「これ、撮れるのかな?」

──まずは、本作の企画を聞いた際の心境を聞かせてください。

坂口:正直、最初は「これ、撮れるのかな?」と思いました(笑)。今は海外との合作が増えて、海外で撮影することも増えていますが、今回のようにアジアの複数都市で撮影するということが本当にできるのかな、と。

そこから台本を読ませていただき、プロデューサーさんや監督とお会いして話をしていくうちに、ちょっとずつ現実味を帯びてきたというか。作品全体のクランクインはシンガポールで、そこに僕はいなかったのですが、どんなふうに撮影が進んでいるかは聞いていましたしね。

僕のクランクインは韓国で、初日は日本語のセリフが一つもなかったんですよ(笑)。

ジュンギ:日本のドラマですけど(笑)。

坂口:「日本語を一言もしゃべってないな」と言いながら、初日は終わったんですけど(笑)。そういう状況が積み重なり、少しずつ現実味を帯びてきている気がします。

ジュンギ:僕も同じで、最初にシナリオをいただいたときは「これ、本当にできるのかな?」と思いました。その一方で、もしこれが実現できるならすごいスケールの作品になるなと思い、一瞬で出演を決めました。

ここまでいろいろな都市の役者さんやスタッフさんが参加して作る作品には、きっと今後もそう多くは出会えないと思います。それに、健太郎さんとは以前からご一緒したいと思っていたので、本当にうれしかったです。

僕にとってすべてが新しい挑戦で、新しい経験なので「この作品への出演を決めたことは、いい選択だったな」と日々思っています。健太郎さんや各都市の皆さんの情熱に出会えて、いろいろなことを学べる時間を得ることができて、すごく大きな資産になっています。

──坂口さんは、ジュンギさんと共演していかがですか?

坂口:ジュンギさんが演じるハン・キジュと僕が演じる新出敏郎は、バディとなる瞬間も、対立するシーンもあるんですね。そのなかで、キジュには嘘がないなと感じることが多いです。

僕、あまり涙を流すことはないのですが、悲痛な面持ちの彼の前に立ち、目を見た瞬間にこみ上げてくるものがあったんです。それはジュンギさんが本当に心から演じてくださっているからなのかな、と。だから、一緒にお芝居をしているといろいろな可能性に気づかされますね。

──お2人は、お互いの言葉をどれくらい理解しているのでしょうか?

ジュンギ:(坂口さんは)韓国語、お上手ですよ。

坂口:いやいや(笑)。ジュンギさんも日本語がかなりお上手ですよね。今ご質問いただいていることは、ほぼすべて理解されていると思います。監督との会話も、細かいニュアンスは通訳さんを入れていますが、基本的には理解されていますもんね。

ジュンギ:(日本語で)全然です。おかげさまでです(笑)。いろんな場所で学びました。

坂口:その言葉を知ってる時点で、全然じゃない(笑)。

──坂口さんもジュンギさんが話していることは理解されていますか?

坂口:だいたい、という感じです。お芝居に関しては、感情や細かい部分は通訳さんを通して会話しています。