「タレント」でも「ママ」でもなく…“ただの31歳”になれた心地よさ
そんなたのしい日々の中、わたしが1番感じたことが、「何者でもない自分」でいることの大切さです。
ありがたいことに、もう10年以上このお仕事をさせていただいていて、たくさんの方に知っていただき、応援していただいています。
このお仕事をされている方の中でも、もちろんみなさんそれぞれいろんな感じ方があると思いますが、わたしは普段、「変装しなきゃ」だったり「あまり声かけないでほしいな」だったり、全然思わないタイプです。
街中で声をかけていただくときも、感謝の気持ちでいっぱいなのです。
海外はだいすきだけれど、日本にいるのしんどいなぁとは、思ったこともありません。
でも今回、シドニーで生活した2週間は、みなさんが応援してくださっている ''pecoちゃん'' でもなく、朝息子をいってらっしゃいしてから、夕方また息子をお迎えに行くまでの半日は、''ママ'' としてでもなく、ただの31歳の人間だと、すごく感じたんです。
そしてそれがすごく心地よかったんです。
普段お仕事をさせてもらう上で、全くと言っていいほど自分を作っていないわたしでさえ。
ママであることがだいすきで、ママであることが最優先だと思っているわたしでさえ。
それは、人前に出させていただくお仕事だからそう感じるとかではなく、知らない場所で、お互いに何も知らない人と、ましてや第一言語もちがう人と時間をともにすることで、いい意味で自分のアイデンティティみたいなものが取っ払われた感覚でした。
その感覚はわたしにとってたぶんはじめてで、この感覚を忘れたくないと、強く強く思いました。
そんな気持ちにさせてくれたシドニーがだいすきになったし、そんな気持ちにさせてくれた学校や先生、クラスメイトに感謝の気持ちでいっぱいだし、そして、そんな気持ちにさせてくれることとなった経験をするため、行くことを決めたあのときの自分にも、ありがとうとハグしたいです!
