<長野博 コメント>

――箱根の温泉地はいかがでしたか?

子どものころから何度も訪れてきた箱根ですが、今回のように温泉の歴史や泉質、文化まで深く学びながら巡ったのは初めてでした。

知識を得たことで、これまで見えていなかった魅力や価値に気づくことができ、「なぜ今まで知らなかったのだろう」と思うほど発見の多い旅になりました。東京からも近く、学びを得た今だからこそ、改めて訪れたくなる温泉地だと感じました。 

――文豪や偉人ゆかりの温泉に実際に入って、感じたことは? 

渋沢栄一さんや石川達三さん、黒澤明監督、さらには北条氏や徳川家など、歴史上のさまざまな人物が関わってきた温泉だということを知り、その歴史の深さに驚きました。

そうした人々が親しんだ温泉が今も変わらず湧(わ)き続けていて、自分たちも同じ泉質を体験できるというのはとても感慨深く、箱根ならではの魅力だと感じました。 

――今回のロケで特に印象に残ったことは? 

「足元湧出」の考え方が特に印象に残りました。源泉をできるだけ空気に触れさせず浴槽へ届けることで、温泉本来の鮮度や魅力をより良い状態で楽しめるという仕組みは、とても理にかなっていて興味深かったです。

温泉の楽しみ方は泉質や効能だけでなく、“鮮度”という視点もあるのだと知り、温泉の奥深さを改めて実感しました。