元乃木坂46のメンバーで、グループ卒業後はミュージカルを中心に俳優として活躍している中村麗乃さんにめざましmediaがインタビュー!

2026年7月から8月にかけて大阪・東京で上演されるミュージカル『愛の不時着』に出演する中村さん。グループ卒業後初となるミュージカル作品で、本作への意気込みや役作りについて、さらに「あんなに素直に言えない」と、役柄との共通点や自身の恋愛観についても語ってくれました。【前後編の前編】

『愛の不時着』は、芸術学校でピアノを学びながらも、亡き兄に代わり軍人となった北朝鮮のエリート将校リ・ジョンヒョクと、パラグライダー中に竜巻に巻き込まれ北朝鮮の非武装地帯に不時着した韓国の財閥令嬢ユン・セリの国境を超えた運命の恋を描いた物語。

韓国のtvNで2019年から2020年に放送されると、tvNドラマ歴代視聴率1位を記録。さらに、Netflixで世界190ヵ国に配信され、世界中で社会現象を巻き起こしました。

そんな人気ドラマを原作としたミュージカル版は、2022年に韓国で初演、実力派韓国人キャストの歌と演技が話題となり、異例の速さで同年7月に再演。そして今回、ついに日本人キャスト版の上演が決定しました。

今回、中村さんはエリート将校リ・ジョンヒョクの婚約者ソ・ダンを演じます。

“心の支え”となった『愛の不時着』に出演!「機械的にならないように」

中村さんは、2016年9月に乃木坂46の3期生としてグループに加入。2023年に発売されたシングル『おひとりさま天国』で初の選抜メンバー入りを果たすと、2025年6月に卒業しました。
グループ在籍時からミュージカル『October Sky -遠い空の向こうに-』『ダンス オブ ヴァンパイア』に出演するなど演劇界でも活躍した中村さんは、2023年に堂本光一さん作・構成・演出・主演の『Endless SHOCK』でヒロイン・リカ役に抜てきされ、話題となりました。

――大ヒット​韓国ドラマ『愛の不時着』を、歌と音楽で届けるミュージカル版ということですが、どのような舞台になっていますか?

ドラマを見た方は分かると思いますが、あの壮大な物語が劇場という空間にそのまま作られるイメージです。そこに音楽や歌など色々と重なり合って、“あの『愛の不時着』”を生で見ていただける、すごく大きな機会だなと思います。

私自身、韓国版のミュージカル『愛の不時着』を拝見して、画面で見ていたものが目の前で行われ、「本当にドラマそのままだ」という印象でした。音楽と歌が加わるミュージカル版では、その時の感情や心情だったりが、ドラマよりもっと深いところまで入り込めるのではないかと感じています。

なので、まだドラマを見たことがないという方も、ミュージカル作品としてすごく面白い作品になると思います。

――原作ドラマにはどういった印象をお持ちですか?

私が初めて見たのは5、6年前だったのですが「めちゃくちゃ面白い」と、どハマりした記憶があります。当時はコロナ禍で、家から出ることができなかった時期だったので、すごく熱中しました。『愛の不時着』をきっかけに他の韓国ドラマも見始めたので、私にとって心の支えになったような、思い出深い作品です。

――そんな作品への出演が決まってみていかがですか?

原作がある作品なので、『愛の不時着』のイメージを頭の中で想像できる方が多いと思います。なので、原作ファンの方にも「すごい!愛の不時着だ!」と思ってもらえるように、原作をもっと見て忠実に。でも、ミュージカル版としてオリジナリティを持ちつつ、楽しみながらできたらいいなと思います。

コロナ禍に『愛の不時着』が“心の支え”となっていたという中村さんが今回演じるのはソ・ダン。北朝鮮・平壌最高級デパート社長の一人娘であり、北朝鮮のエリート将校リ・ジョンヒョクの婚約者という役どころです。

――今回演じる「ソ・ダン」について、どのように考えていますか?

一見クールで、独立しているキャラクターのような、周りにあまり馴染む感じではないのかなと思います。
ですが、話が進んでいくと、実はそうではない部分というか、うちに秘めた思いがあって、芯の強い子だなというのをすごく感じます。人間らしい感情をしっかりと出せるような子だと思うので、クールになりすぎず、機械的にならないように演じられたらいいなと思っています。

どの作品でもそうですが、日常ではありえないようなことが起きるじゃないですか。共通点があってもなくても、いかに自分に落とし込めるかというところですかね。そのキャラクターに自分がなり、セリフを一つ言う時や、動きを一つ入れる時も、すごく考えながらやっています。

特に稽古場では、良い意味でも悪い意味でも、キャストの方と和気あいあいしすぎない方が、今回のソ・ダンを演じる上では、正解に近づけるのかなと思っています。
もちろん、皆さんとたくさんお話したいですし、役を演じる上でもコミュニケーションを取ることはすごく大事なのですが、役作りという面では、そういった稽古場でもできることがあるのではないかと考えています。

「機械的にならないように」一見クールに見られるソ・ダンの“人間味”を出せるよう、役柄への意気込みを明かしてくれた中村さん。

そんな中村さんがソ・ダンとの共通点や、「あんなに素直に言えない」と口下手だという自身の恋愛観についても語ってくれました。