美幸の供述によると、犯行当日、美幸は栗山がいるキャバクラ内の部屋を訪れ、店を辞めたいと懇願。しかし、栗山は美幸に暴力を振るい「逃げたら殺す」と脅された。
栗山がトイレに行った隙に、美幸は栗山が飲んでいるプロテインの入ったシェイカーに毒を入れて立ち去った。
その後、店に出た美幸は、イヤリングが片方なくなっていることに気づく。美幸が栗山の部屋にイヤリングを探しに行くと、そこには倒れた栗山の姿が。床には中身がこぼれたシェイカーが転がっていた。
美幸がイヤリングを見つけて拾ったそのとき、死んだはずの栗山が目を開け、美幸の腕をつかむ。驚いた美幸は必死で栗山の首を絞め、ぐったりした栗山をトイレまで引きずっていき便器の水に顔を浸け、その後クローゼットに栗山を押し込んだという。
美幸は、栗山を殺した毒が何なのかということに関しては黙秘する。
犯人とは別人が出頭!美幸(花村すいひ)の境遇に寄り添う麻帆(瀧内公美)だが…
そんななか、キャバクラの黒服・村野尚樹(名村辰)が、自分が栗山を殺したと出頭してくる。
村野は、栗山に借金を頼みにいったところ断られたため、近くにあった灰皿で栗山を殴って首を絞めた。その後、動かなくなった栗山をクローゼットまで運び、凶器の灰皿は川に捨てたという。
村野は、美幸は無実であり自分を逮捕してほしいと訴える。
穂乃果ら警察は、犯人は美幸で、美幸と村野はお互いをかばっていると考えていた。一方、真澄は、美幸と村野のどちらが犯人か断定できないと主張する。
麻帆は真澄に頼まれ、美幸と村野の関係を調べ始める。麻帆がキャバクラの店長に話を聞くと、村野が元ホストだったことが判明。
穂乃果は、美幸がお金に困ってキャバクラ嬢になった原因は浪費癖ではないかと考えていた。それに対して麻帆は、若者が低賃金や不安定な雇用で十分な収入が得られず夜の仕事を始めるケースも多いと説明する。
麻帆が厚労省で若者の貧困支援の仕事をしていたことを知った穂乃果は、麻帆に、黙秘を続ける美幸と話してみてほしいと頼む。
麻帆は美幸に、村野が自首してきたことを伝える。美幸は驚き、村野との関係と自分の過去を打ち明ける。
美幸は奨学金で専門学校に通い美容師になったものの、アシスタントは給料が低く、奨学金返済のために栗山が経営するキャバクラでバイトを始めた。
その後、無理やり栗山の愛人にされ、美容師の仕事も辞めさせられた。そんな美幸を励ましたのが、村野だった。
村野の励ましをきっかけに今の生活から抜け出そうと決意したが、栗山から「逃げたら殺す」と脅されて追い詰められた末の犯行だったと涙ながらに語る美幸。
その経緯とともに、麻帆は美幸から気になる供述を得ていた。美幸は栗山に腕をつかまれたとき、“マリ”と呼びかけられたという。
