<濱田マリ コメント>

高柳美知恵(濱田マリ)

――台本を読んだ印象は?

私が演じる美知恵さんは、何にも知らないんだなぁと(笑)。そのため「本当に、何も知らない人として演じよう」と、お芝居のプランがすぐに決まりました。

台本には、美知恵さんの愛犬チャチャに「少し近づいて首を傾(かし)げる」とか、お芝居の指示が細かく書いてあり、「ワンちゃんにこのお芝居ができるのかな?」と思っていました。

ところが、非常に賢くて穏やかなワンちゃんで、演技も大変達者で私のとり越し苦労でした。

――佐藤大樹さんとは、ドラマで共演、恋人役でした。

佐藤さんと私が恋人同士という設定もクレイジーですけど、それ以上に佐藤さんのお芝居がクレイジーで。「こんなに面白い人なんだ」という印象だったので、今回またご一緒できるのが、すごく楽しみでした。

現場では、周りを気遣って空気を温めてらっしゃって、素晴らしい心遣いだなと感服しました。

――本郷さんとも、親子役で共演されていますね。

本郷さんのお母さん役というだけで、かっこいいですよね。ゾンビがはびこる終末世界を描いたドラマで、私はゾンビになってしまったのですが、クールでかっこいい本郷さんのお母さんというだけで「ありがとうございます」という感じでした。

『カムカムエヴリバディ』(NHK)にも、2人とも出演しています。まったく共演はしていないんですが、私は勝手にカムカムファミリーだと思っていて、一方的に親近感を持っていますね。 

オフショット

――今回の撮影で、印象的なエピソードはありますか?

いろいろあります!チャチャは、飼い主さんやスタッフの方にとても大切にされていて、本当に演技が上手なワンちゃんでした。

私は飼い主の役でしたので、抱っこされているときにお顔をなでなでさせてもらってコミュニケーションをとりました。いつも目がうるうるしていて、かわいくてかわいくて癒されました。

また、美知恵さんは大金持ちの奥さまという設定で、その家として撮影で使用したハウススタジオがあんなに大きい家はいらないと思うくらい大豪邸でした(笑)。

2日間にわたって撮影したのですが、キャストもスタッフも全員泊まれるほど広くて、「一回帰らなくてもいいのに」と思いました(笑)。

――佐藤さん、本郷さんとの撮影はいかがでしたか?

私が「チャチャがいなくなって、どうしていいかわからない」と泣き崩れるシーンがあり、監督から「もっと、やっちゃっていいですよ」と言われたので、かなりオーバーに演技をしたら、お2人がちょっと笑ってくれて。それがクセになってしまって、テイクを重ねるたびに「もっとやってやれ!本郷奏多笑え!」と、どんどんエスカレートしまして(笑)。

最後のカットがかかるときに、本郷さんがちょっと笑っていて「よし!」って思いました。

左から)トキ(佐藤大樹)、ヒカル(本郷奏多)

――写真にまつわる思い出やエピソードはありますか?

私が生まれ育った時代は、写真一枚一枚が非常に貴重でした。どういうものが撮れているかわからないから、ドキドキしながら町の写真屋さんに行って現像してもらって、写真とネガをもらって帰りました。

高校の修学旅行で、私が笑っているうしろで友だちが変なポーズしていたとか、そのころの写真は脳内再生できるんですよね。それくらい、一枚のインパクトが強かったですね。

――トキやヒカルの能力があったら、どんな写真を覗いてみたいですか?

1970年に開かれた大阪万博に行った写真があるんです。幼い私が兄と2人でアイスクリームを食べていて、お花の刺繍がしてあるお気に入りのブラウスを着ています。

でも私は、万博に行ったことをまったく覚えていないんですよね。だから、そのときに戻って、もう一回兄と一緒にアイスクリームを食べながら万博をちゃんと楽しみたいです。

――視聴者のみなさんにメッセージをお願いします。

クールな主演のお2人ももちろんですし、毎回変わるゲストやストーリーもぜひ見どころとして楽しんでほしいですね。

原作アニメのファンの方は、ますますこの作品に愛情を持ってほしいですし、ドラマから入った方はぜひアニメの方も見ていただいて、この作品に対する愛情をどんどん深めていってほしいなと思います。