わかりきったフォーマットに則らない、あえてのスケールダウン!!

さて、いったん落ち着きましょう(俺がな)。犬顔か?猫顔か?は、いったん置いておきましょう(なんでだよ)。

いったん、これまでの『時光代理人』を振り返ってみます。

写真の中へダイブすることができる(=タイムスリップ)トキ(佐藤)と、写真の中を見通すことができるヒカル(本郷奏多)が営む写真店には、さまざまな依頼が寄せられます――。

第1話では、誘拐された我が子を取り戻したいと、提示された写真に写る我が子…“6歳の少年”にダイブし救出してみせました。

続く第2話では、過去に言えなかった“あの一言”を伝えたいと、あのころの自分…“高校生”にダイブして、“あの一言”は伝えることができたものの、その町が土砂崩れでなくなってしまう…という悲しい物語が紡がれました。

さらに第3話では、思い出のレシピを取り戻したいと、あのころの自分…“小学生”にダイブして、隠し味である“柚子胡椒”を発見しました。

そして、今回の第4話は、マダムのわんこがいなくなったと、スマホに写る“チワワのチャチャ”へダイブ!!

…誘拐事件を解決するサスペンス→思いを残した土砂崩れ町というスペクタクル→隠し味をめぐるという人情→いなくなったチワワ探し……なんという…なんというスケールダウン!!どう考えても、やる順番逆だろう(言い方!…申し訳ございません。もう少しだけ、お付き合いください)。

“チワワ”というカジュアルな題材でとっかかりをつくって、“隠し味”で人情話だってできることもアピールして、“スペクタクル”でどうにもできない失意も見せて、“事件解決”の爽快感でもって今作の可能性を示唆する…っていう、そういう構成でしょう?普通、そうでしょう?いや、あの“スペクタクル”は、最終回ネタか!ってくらいスケールがでかすぎたから、順番はそもそもおかしいんだけどさ…。

けれど、だけど、そんなわかりきったフォーマットに則(のっと)らない、あえてのスケールダウンをしてまで、今作が表現したいのは、そう!佐藤大樹さんが演じるトキの演技の表現力!!のグラデーション!!!なのです。

そこで、ここで、ようやっと重要になってくるのが、佐藤大樹さんの犬顔猫顔問題(ここまで長かった)。

ここまで、僕はずっと、気づいていながらも、見て見ぬふりをしていたのですが、このトキを演じる佐藤大樹くんってさ…ダイブしてしまえば、作劇上、フィジカル的な演技でいったら、ダイブした先の人が演じるわけだから、何かと楽じゃね?ということ(各方面に失礼)。

いや逆に、せっかく敬愛する佐藤大樹くんが出てるっていうのに、ダイブ先の人が演じちゃったら、佐藤大樹くんを体感できる時間少ないから、なんかもったいなくね?ってこと。

けれどけれど、そんな楽じゃね?とか思ってた僕に、なわけなーだろ!と全力でぶんなぐってくるのが、今回の第4話なのです!!!

もう、チワワへダイブしたトキの、チワワ=佐藤大樹であることの説得力たるや!!!あらすじだけ見ると、チワワへダイブ!!ってのは、いろんな意味で“無茶”じゃないですか?茶番になってもおかしくないじゃないですか。

下手したら、チワワへダイブしたその映像って、ただの“吹き替え”になってしまって、何を見せられてるの感がとてつもなくなるわけじゃないですか。なのになのに、今回のチワワ案件、佐藤大樹くんがあまりにも“犬顔”だもんで、そんななかでも大型犬ではなく小型犬顔なもんで、しかもしかも、その小型犬がチワワっていう、その、そのシンクロ率ですよ(鼻息)!!!

しかも、トキがチワワへダイブするということは、それは憑依(ひょうい)するって意味にもなるわけだから、その佐藤大樹→チワワへのシームレス感!!(?)

ダイブした先で暴走もしちゃうし、悲しい思いもしちゃうし、とはいえ立ち直れるメンタルとフィジカルは持ってて、6歳児にも小学生にも、犬(チワワ)にだって、憑依(ダイブ)できてしまう、佐藤大樹くんの演技のグラデーション!!を、この『時光代理人』は、見せたいのです!!

だから、だからこそ、事件解決→スペクタクル→人情→犬(チワワ)という、順番でなければならないのです。決して、決してスケールダウンではないのです(自分が言うたんやろ)。

でもって、舐(な)めちゃあいけないのは、今回、チワワ探しだけではないのです(そらそう)。チワワの捜索から、あんなことになって、こんなことにもなって、予想だにしなかったミステリーが描かれていくのです(あらすじ雑)。

もう、つまりは、乞うご期待(何もかも雑)!!