目黒蓮「僕の人生も一度きり、ファンの皆さんの人生も一度きり」
村瀬:
目黒くんはこういう父になりたいとか、家族になりたいとか、理想はある?
目黒:
やっぱり「こういう家庭がいい」という思いに至る前に、まずそこに行くには“結婚”があって…どうしても結婚というものを考えます。
これはすごく難しい話で…僕自身、目黒蓮としては、めちゃくちゃ結婚はしたい。
村瀬:
うん。
目黒:
だけど、僕を応援してくださっている人たちには「目黒くんはずっと結婚してほしくない」「恋愛はしてほしくない」と思われる方もいると思うんです。
でも僕も1人の人間なので、やっぱり結婚はしたいし、家庭も持ちたいという気持ちがある。
だから応援してくださる方たちは、僕だけで幸せを感じていてほしくないんですよ。
僕は二の次で、僕以外のものだったり、人で一番に幸せを感じていてほしい。
例えば、本にたまに付録がついてくるじゃないですか。
付録って本を買っているから、なかったらないで別にいいけど、あったらあったでうれしい。
僕も「ないと悲しい…」という存在じゃなくて、「あったらいいな」と思われるような存在でいたいなと思います。
清水:
ものすごくそこにちゃんとしたビジョンがあるのが、すごいですよね!
村瀬:
うん、ビックリした!
清水:
明確なビジョンを持っている人に会うの、初めてかもなぁ。
でも、難しくない?調整が難しいというか…。
ちゃんと受け取り手(ファンの方)のことを考えられるというのが…
あ、ものすごく配慮があるだけか……ちょっと待って、ということは俺、ものすごく最低なやつ…(笑)
目黒・村瀬:
いやいやいや!(笑)
目黒:
僕がその先に思うのは、僕が(ファンの)皆さん一人一人のそばにいられて、一人一人に何かがあった時に僕が直接助けに行くというのは、物理的に不可能じゃないですか。
だからその人たちの人生、一人一人あって、とにかく幸せに生きていってほしいなと思う。
清水:
もちろんね、それは本当にそうだよね。
目黒:
僕の人生も一度きりで、皆さんの人生も一度きりで…。
だからここで僕が簡単に「結婚願望はないです」と言うことはできるけど、もし後々、自分が結婚したらそれってウソになっちゃうし、(応援してくれる人を)だましたことになっちゃうし、それがすごく嫌だし。
結婚というものは一度きりの人生なので、したいなというのはありますね。
それがここ半年とか1年でという話ではさすがにないですけど。
なかなかウソがつけないというか、つきたくないと思ってしまう。