朝野はハサップ取得に向けて、大学時代からの知り合いでハサップ支援団体の職員・高瀬直哉(有川マコト)にコンタクトを取り、大手食品メーカーの工場を見学させてもらう。
その工場ではなるべく人を介さず機械に管理させていて、1億円もの設備投資をしているという。
一方、JAXAの宇宙食開発担当・木島真(神木隆之介)も、同じ工場に視察に来ていた。朝野と木島は、お互いに気づかず、すれ違う。
朝野は生徒たちに、ハサップのための設備を整えるのには大金がかかることを伝える。落胆する生徒たちに、朝野は、お金をかけないで何ができるかを考えようと呼びかける。
さらに朝野は、必要なことは異物混入されていないか、温度調整はできているか、動線は適切か、記録はされているかといったリスク回避のための管理体制を作ればいいと説明。
そんなことは無理だという生徒に朝野は、すでに管理のノウハウを持っているとして遥香の名を挙げる。
朝野は、クリーニング店で遥香に服を預けたときに、その仕事ぶりを見ていた。
朝野からズボンを受け取った遥香は、ポケットの中身を確認して“異物混入チェック”。店のバックヤードでは、預かった服がクリーニングを終えた状態になるまで一方通行で進むように、床に色付きのガムテープを貼って動線管理がなされていた。
朝野は、遥香の知識を活かして試しに管理体制を作ってみようと提案する。
生徒たちは、加工場の床に色付きのガムテープを貼って原料、人、完成品の動線を分ける。
食品メーカーの工場では作業前に服や体に付着したゴミを強風で吹き飛ばすエアシャワーが使われていた。その代わりに何をすればいいのか、良い案が浮かばず生徒たちが困っているなか、創亮が粘着ローラーを使うことを思いつく。
話し合って工夫を凝らしながら、ハサップ取得のための管理体制を作っていく奈未たち。しかし、遥香は仲間に加わろうとしない。
ハサップ取得を目指す朝野(北村匠海)と生徒たちは厳しい現実に直面
朝野は高瀬を学校に招き、生徒たちが作った管理体制でハサップが取得できるかを確認してもらうことに。
高瀬が加工場に入ろうとすると、入口にいくつもの粘着ローラーが用意されていた。
奈未は高瀬に、エアシャワーの代わりに2分間かけて粘着ローラーを使って全身のゴミとホコリを取ったあと、鏡と第三者の目で確認してから入室すると説明。
高瀬は加工場内を歩きながら、工程管理がきちんとできているか、1つずつチェックしていく。
生徒たちは高瀬から、よく工夫していると評価されて安堵。そのうえで高瀬は、金属異物検査が足りないと指摘した。
ハサップ取得には金属異物検査が必須の検査項目で、刃の欠けや金属片の混入がないかを金属探知機で全部チェックしなければならない。そのための金属探知機を購入するには、安くても数百万円はかかるという。
厳しい現実に直面し、生徒たちの間にあきらめの空気が漂う。
