本作の見どころでもある、せいやさんと武田さんとのアドリブシーン。“俳優・武田鉄矢”から学んだこと、共演して感じた“鉄矢節”とは…?
武田鉄矢からのメッセージ「自分が先輩にしてもらったことをお前に投影している」
――実際に武田さんとお芝居をした感想は?
鉄矢さんのお芝居には引き込まれましたね。シリアスな長いセリフを2人で交わすシーンがいくつもあって、自然と涙が出ることもありました。「お前、だんだん受けがうまくなったな~」と言ってもらえて、すごく嬉しかったです。自分以外のセリフを受ける重要性、演技には“受け”が大事なんやなと改めて感じました。
――武田さんから受けたアドバイスで、印象に残っているものがあったら教えてください。
シーンを重ねるうちに、シリアスな場面では「もっとゆっくり話していいから」といった、抽象的ではなく明確な指示をいただきました。鉄矢さんからは「自分が先輩にしてもらったことをお前に投影している」と言ってもらいました。自分でも手応えのあったシーンには、楽屋に帰ったときに「お前、あの顔良かったな!」と褒めてくれるので、やる気も引き出してくれる。最高の先輩であり、師匠のような存在であり、すごい人やなと思っています。
――違う一面を知ったということでしょうか。
鉄矢さんはバラエティでは、めっちゃ面白いんですが、「芸人のほうがプロだから」みたいに一歩引いてくれている感じがあるんです。でも、ドラマの現場では“座長”としての顔を見ることができて、すごくいい経験になりました。“鉄矢節”を節々に感じることもできて、このドラマで主演を務められたのは本当にラッキーでした。
――武田さんはクランクインからアドリブを連発されていたそうですね。
全シーンに鉄矢さんのアドリブがありましたし、「じゃあ僕もこれ言っていいですか?」と言うと全部「それやろう」と言ってくださった。アドリブの数は台本がペンで真っ黒になるほどで、本番でどうなるか分からないのに「こんなんしていいんや」とびっくりしました。
――相手役の唐田えりかさんの印象はいかがでしたか?
唐田さんはもう本当に実力派の方なので、光と唐田さんの境が分からないくらい馴染んでいました。2人きりのシーンでは引っ張ってくれるので、すごく助かりました。ライバル役の伊藤健太郎さんもそうですが、僕は鉄矢さんと唐田さんと伊藤さんの3人に引っ張られて、自分の能力以上のものを出せた気がします。感情がどんどん乗っていって、気づいたら涙を流していたこともあって自分でも驚きました。俳優さんはやっぱりすごいです。
――今回の撮影で最も印象に残っている出来事は?
台風のシーンですね。寒いし、雨の量が半端なくて、声もほとんど聞こえないほどで、マイクがギリギリ拾っている感じでした。超山場のシーンなので、どうなっているのか、ぜひ見てください。本当に大変でした!
――最後に見どころと視聴者へのメッセージをお願いします。
本作はもちろん、『101回目のプロポーズ』のような恋愛ドラマではありますが、軽快に笑える作品になっています。笑えるシーンをたくさん散りばめているので、笑いながら「なんやこれ」と言って見ていただきたいです。後半には泣ける芝居や体を張ったシーンもあります。空野太陽というキャラクターがみんなに愛されたら嬉しいです。よろしくお願いします!
