“アーティスト・伊達さゆり”として歌を届ける決心をしたのは、まわりのスタッフやファンの後押しが大きかったと、笑顔で語る伊達さん。
今回リリースしたアルバム『Party!Party!!Party!!!』についてもうがかうと、ファンへの思いをつづったお気に入りの1曲は、レコーディングの帰り道で浮かんだものだと明かしてくれています。

「素直すぎて恥ずかしい」帰り道であふれたファンへの思いをつづったお気に入りの1曲

ミニアルバム『Party!Party!!Party!!!』ジャケット写真

――今回リリースした『Party!Party!!Party!!!』はどのようなアルバムですか?

全6曲を収録していて楽曲のテイストも違います。あえてちょっと明るめといいますか、あまりスローなテンポを今回実は入れていないんです。自分が好きだと思うものや、「私はこういう音楽がやっていて楽しいんです」というものを詰め込んでいます。

また、ファーストライブを4月に控えていますが、今後も歌に対して悩む瞬間は絶対やってくると思っています。なので、『Party!Party!!Party!!!』と明るさマックスのタイトルを付けることで、落ち込んでいる暇なく、自分を自分で奮い立たせられるんじゃないかなと思いました。そういうこともあって、あえてちょっと強気なタイトルにさせていただきました。

――そんなアルバムの中でも、伊達さんが特に気に入っている楽曲はなんですか?

思い入れがあるのは、6曲目の『First Feelings』という自分で作詞した曲です。この曲は、少しバラードっぽくいこうかなと思っていたのですが、そこをあえて希望が120パーセント詰まっているような雰囲気にしました。

最初のAメロも、少し落ち込んでいる自分の心情を表したような歌詞にしていますが、楽器をあえて落とさずに、疾走感のある感じに作ってくださって、まるで落ち込んでいた自分は過去のようなものにしてくださったんです。
今の私にも当てはまりますし、もし何年後かに自分が落ち込んだときに、「あのときこんな楽しくレコーディングしてたんだよ」という、未来の自分へのメッセージにもなるかなと思い、すごく好きですね。

あとは、作詞の部分で言うと、応援してくださる皆さんのおかげでデビューもできたので、とにかく感謝を伝えたくてつづらせていただきました。なので、思い入れは一番強いかもしれないです。

――そんな『First Feelings』の歌詞はどのように生み出したのですか?

実はこの曲は、全6曲のうち最後にレコーディングした曲で、順番はバラバラなのですが、5曲目をレコーディングした帰り道に作った曲なんです。

やっぱり歌に対してすごく向き合ったあとの帰りは、一番自分の中で感情が良くも悪くも素直になる瞬間だなと思っていて。なぜか分かりませんが常に泣きそうですし、自然とみんなへの感謝がブワッとあふれ出すことに気付いたんです。そこで、5曲目のレコーディングが終わったあとに電車の中でスマホにメモしてみたり、頭の中で繰り返してみたり、そのまま家で持ち帰って書いたりしました。

なので、レコーディングしてない日に歌詞を読むと、ちょっと恥ずかしいです。素直すぎて(笑)。

――歌詞を書いているときは、具体的なシーンを思い浮かべているんでしょうか?

今回の歌詞は主人公がいるわけではなく、私の気持ちをとにかく詰め込みました。自分が落ち込んでいるときに、応援してくださる方から「さゆりん、今日はこういうの食べたよ」など何気ないことや、「放送見たけどすごく良かったよ」とか、そういうメッセージをいただくと、すごく泣きそうになるんです。

また、去年の春に写真集の撮影で海外に行ったときに、目の前にはいないけれど応援してくださる方のことをずっと考えてしまうこともあって。そういう瞬間があったので、この気持ちは歌詞にしてみたいなと思いました。とにかく今までの自分が感じたエピソードをぎゅっと詰め込んだ感じになっています。

アルバム収録曲の中でファンへの素直な気持ちを詰めこんだ楽曲が特にお気に入りだという伊達さんですが、他にも収録されているヒャダインこと前山田健一さん作詞・作曲の楽曲『だってだってだってだって~』についても聞いてみると、実は、まだ会ったことがない中で、思い切ってオファーして制作が実現したというエピソードが!

さらに、楽曲の歌詞にちりばめられた、ヒャダインさんから伊達さんへの“愛あるいじり”にも喜びをにじませました。