倫子は、まっすぐだからこそ「意地悪のターゲットにされてしまう」

──台本を読んだ感想を聞かせてください。

従来の『大奥』のような、ドロドロした妬みや足の引っ張り合いもあるなか、登場人物一人ひとりの思いや背景が丁寧に描かれていたのが印象的でした。だからこそ、“大奥の世界”に染まるしかなかった彼女たちが切なくて、それぞれに愛情が持てる気がしました。

今回の『大奥』は“愛”がテーマですが、本当に愛が伝わる、とても面白いお話だと思うので、これまでとはまた違う、新しい『大奥』をお届けできるのではないかなと思います。

──『大奥』はこれまで、さまざまな方が主演を務めてきましたが、プレッシャーはありますか?

それはすごく感じています。過去の作品を全部見ようかなとも考えましたが、見ることで意識したり引っ張られたりしたら、逆にもったいないなと。今回のスタッフさん、共演者の皆さんが集まった、このチームだからこそ作れる新しい『大奥』をお届けしたいと思います。

──小芝さん演じる倫子は、どんなところが魅力だと思いますか?

倫子には、芯の強さがあると思います。意地悪をされても「自分は染まらない」という意志を強く持っていますし、むしろ「みんなが大奥で生きやすくなるには、どうしたらいいだろう」と考えられる女性です。

そのまっすぐさが、周りの人たちからすると余計に腹立しくて、意地悪のターゲットにされてしまうのですが、それでもブレないからこそ、夫の家治も愛してくれるのだろうと思います。

──京都でオールロケだそうですが、楽しみにしていることはありますか?

今回、京都に3ヵ月ぐらい行かせていただくので、ご朱印帳を買いました!お休みの日に、神社などをたくさん回れたらいいなと思っています。

──豪華絢爛な衣装も見どころ。着物を着た感想を教えてください。

とても華やかですよね。倫子は、最初は公家らしいお着物ですが、どんどん煌(きら)びやかなものに変わっていく予定です。衣装スタッフさんのこだわりが感じられて、私も「本格的な作品を目指して頑張ろう」と思いました。

ただ、着ると重くて…(苦笑)。立っているだけで筋肉がつきそうですし、かつらの重さもあって、まるでお布団をかぶっているようです(笑)。体が凝りやすくなるので、お風呂でマッサージするなど、しっかりケアをして頑張ります!