<加藤綾佳(監督)コメント>

原作のかわいらしくも繊細な世界観に引き込まれつつ、映像化するにはなかなかに高いハードルがある作品であると感じたのが、第一印象でした。

原作の世界観を損なわないようにしつつ、実写にするうえで向き合わなければいけない点を考慮し、どう形にするか。自分なりに精一杯悩んで真摯に向き合った結果、できあがったのが本作となります。

ただし、悩んだ時間以上に、楽しい時間がたくさんの、素敵な現場でもありました。愛らしい登場人物たちや、ともに尽力してくれるスタッフに囲まれ、家族と過ごしているような感覚で毎日現場に通っていた日々は、主人公・はるが経験した時間同様に、わたしにとってもかけがえのない思い出となりました。

みなさまにも、ぜひ本作を通して、そんな温もりが伝われば幸いです。