「自分ができることは本当に少ないけれど、探したらある」

――家族とはいえ、自分たちの生活もあるなかでマーヤさん一家を日本に迎えた、アナスタシアさんと和真さんの印象はいかがですか?

和真さんが幼い子どもたちに敬語なのがちょっと面白くて(笑)。キャラクターがよくわかっていいですよね。でも、あそこに和真さんがいてくれてよかった、というのを今回も感じました。

本当に大変でしょうし、おふたりの苦労を考えると…なんですが、(マーヤさん一家が)暮らせているのは、あのふたりがいたからだろうと思うような、素敵なご夫婦ですよね。

――日本とウクライナでマッチングアプリで出会ったふたり。まさに、運命的ですよね。

和真さんがいい方で本当によかった。でも、そう考えると、自分が見ている世界ってちっぽけだな、なんて思っちゃいます。

――素敵なご夫婦、家族の周りには、素敵な隣人もいました。

あそこも、グッときました。みんな味方だよ、みたいな感じでしたよね。ああやって支えてくださる方が周囲にもいて…見ていてホッとしました。

――人のために何かをする人々が登場しますが、どう感じましたか?

自分ができることは本当に少ないけれど、探したらあるだろうなと思いました。テレビのニュースを見ているだけではわからない世界を、『ザ・ノンフィクション』は見せてくれます。ああいったご近所付き合いはニュースではあまり見られませんから。

今回、知ることができてよかったです。

――この作品との出会いは、芳根さんにどんな影響を与えましたか?

ウクライナのニュースを見ても、もちろん以前から早く(戦争が)終わってほしいと思っていましたけど、今では本当に心の底から願うようになりました。この作品に出会ったことで、より現実味を持って感じられるようになりました。

現実の一部をこの家族から教えてもらって、「もう次(続編)がないといいな」と思っています。

でも、みなさんが笑顔でウクライナに帰る姿は見たいです。今はまだ半ばなので、ちゃんと笑顔で終われたらいいなと思っています。

――改めて視聴者のみなさんにメッセージをお願いします。

今回、「続編です」と聞いたときに、とても複雑な気持ちになりました。状況は変わらないけど、過ぎていく時間のなか、ウクライナのある家族がどう過ごしているのか、知っていただけたらと思います。

<ナレーションの一部を先取り紹介>

<予告動画>

YouTube「FUJITV GLOBAL CHANNEL」で、『ザ・ノンフィクション』の予告動画を配信中!

3月5日(日)14時~ 「たどりついた家族2 前編 ~戦火の故郷と母の涙~」予告