「橋本マナミがストリッパーへの転身を宣言したら…?」「紺野ぶるまが整形すると言い出したら…?」「鈴木亜美がホストにハマったら…?」「今泉佑唯に彼氏がいたら…?」
映画『愛の渦』『娼年』を手掛けた監督・三浦大輔が与えた設定を、7人のオンナたちが“自分”として演じる“フェイク(虚構・嘘)ドキュメンタリー”。
橋本マナミに続く第2弾に、下ネタ謎かけで人気の芸人・紺野ぶるまが登場。紺野は“整形を決意した自分”をリアリティたっぷりに熱演していく。
「一番かわいい」と信じていたころの“自信”を取り戻したい
物語は、三浦が紺野の自宅に呼び出されるところからスタート。「整形するからには、理由も公表してみんなに応援してもらいたい」と、三浦に整形手術までの密着取材を依頼。「自分が世の中で一番かわいい」と思っていたころの“自信”を取り戻したい――それが、紺野が整形を決意した理由だという。
三浦は早速、紺野の芸人活動に密着し、さらに彼女の行きつけの店でもインタビュー。「エロい目で見られるのが一番嫌」と言いながらも、下ネタ謎かけへのこだわりを熱く語る紺野に、三浦は「カッコいい」とリスペクトを示す。
そんな紺野は「芸人としての自分と女としての自分は別」と断言。三浦は彼女の“女としての自分”に触れるため、合コンのセッティングを依頼し、その模様に密着することに。
当日、黒のシースルーのワンピ姿で現れた紺野は、「気合い入ってます」と既婚者なのに前のめり。合コンの席でも、男性陣と盛り上がる。そんな中、友人にうながされて下ネタ謎かけを披露し、大ウケする。
ご機嫌でタクシーに乗り帰宅する間、男性陣から次々とLINEが。それを見た紺野は、「チョロい」「気持ち悪い」などとディスりつつも、まんざらでもない様子。そんな彼女に、三浦は「(合コンの場で“芸人の自分”を出す行為に)矛盾を感じた」「がっかりした」と本音をぶつける。
三浦から「引け目っていうか、恥ずかしさはないんですか?」とツッコまれ、「自分からやったわけじゃない」「場の空気を読んだ」と紺野は激しく反論。不快感をあらわにすると、押し黙り、心を閉ざしてしまう。
整形手術決意で見えた、母親への複雑な思い
後日、紺野は美容外科でカウンセリングを受けていた。医師から「違う人になってしまう手術」と釘をさされるも、手術を決意。そんな中、手術前に母に整形を報告したいと言う。「母がちょっとかわいそう」と語り始めた紺野は、母への複雑な思いを言葉にしていく…。
臨場感あふれる展開はまるでドキュメンタリーだが、紺野と三浦のやりとりはすべて台本に基づくもの。これらはすべて“フェイク”なのだ。だが、芝居を通じて表現される喜怒哀楽、さまざまな感情の中に、オンナたちの“リアル”も垣間見える。予想外の展開を楽しみながら、彼女たちのプライベートな部分への想像をかきたてられる異色の番組だ。
今後のラインナップは、鈴木亜美、今泉佑唯など、バラエティ豊かな面々。彼女たちにどんな設定が与えられ、それをどう演じるのか、期待してほしい。
また、語りを担当するのは峯田和伸、主題歌は銀杏BOYZの「生きたい」。この楽曲は2016年既発のシングルだが、今回、2019年に新録音したヴァージョンを使用している。
<紺野ぶるま コメント>
Q.最初に企画を聞いた時の印象は?
“超面白そう!”っていうのと、“つまりそれどういう意味!?”っていうのと、“わたしちゃんと出来るかな!?”っていうのが同時に来て結果、無表情になってしまった気がします。
Q.撮影を終えての感想、手応えは?
めちゃくちゃ楽しかったです!!“整形を決意した自分がいるパラレルワールド”にいる感覚でした。ただ、家に帰ってもカメラが回ってる気がして眠れなかったり、暴言を吐きそうになったり、尾を引きすぎて1人ハラハラしていました。あれ以上撮影を続けていたら、整形する資金を実際に借り入れに行っていた気がします。とはいえもうあそこに行けないのかと思うとすごく寂しいです。
Q.撮影時の印象的なエピソードは?
打ち合わせから撮影時までとにかく優しく、なんでも受け入れてくれた三浦さんですが、自宅ロケの際にわたしの部屋にあるカーペットの遊び毛がひどいことに気付いてからは、徹底してカーペットの上に座らなかったこと。きれい好きな方なんだなあと思いました。
Q.紺野さんの回の見どころは?
合コンのシーンです。実際に仲のいい女子メンバーでやらせてもらったこともあり、かなり盛り上がったと思います。八幡カオルさんは普段合コンでも短パンを履いているのですが、この日は撮影を意識したのかチノパンで来ていたのも最高でした。