森田望智さんが「葬儀」に対する考え方の変化を語りました。

ドラマ『全裸監督』(2019年/Netflix)、『妻、小学生になる。』(2022年/TBS)、『虎に翼』(2024年/NHK)などでさまざまな役を演じ分け、“カメレオン俳優”とも称される森田さん。映画『ナイトフラワー』(2025年)での迫真の演技で映画賞を次々と受賞し、2027年度前期の連続テレビ小説『巡るスワン』(NHK)のヒロインに決定するなど快進撃が続いています。

そんな森田さんが、 公開中の映画『ほどなく、お別れです』に出演。あるきっかけで葬儀会社のインターンとして働くことになった新人葬祭プランナー・美空(浜辺美波)と、彼女を厳しく指導する漆原(目黒蓮)がタッグを組み、最高の葬儀を目指す物語です。森田さんは2人とともに働く葬祭プランナー・赤坂陽子を演じています。

めざましmediaは森田さんにインタビュー。作品の印象や、実際の葬祭プランナーに会って感じたこと、撮影現場での浜辺さんと目黒さんの印象などについて聞きました(前後編の前編)。

森田望智 実際の葬祭プランナーから、葬儀への姿勢を学ぶ

――本作は「小学館文庫小説賞」の大賞受賞作で、シリーズ累計80万部を突破している同名小説(作・長月天音)が原作です。作品の感想を聞かせてください。 

葬儀に対して、「暗いもの」「死と向き合うもの」というイメージを抱く以上に、生きることに前向きになったり、自分の生き方を改めて考えるきっかけになったりする「良い時間」という印象を受けました。“葬儀はお別れであり始まりでもある”という思いがこもったこの物語の世界に、私も入りたいなと思いました。

また、尊敬する役者さん方がたくさん出られると聞いて「間近でお芝居を見たい」とも思いました。

――陽子は明るく、美空の悩み相談に乗るなど頼りになる存在です。出演オファーを受けたときは、どのようなことを考えましたか?

まず、赤坂陽子という役がなぜ必要なのかと考えました。三木孝浩監督からは、目黒さん演じる漆原と、浜辺さん演じる美空の“先輩・後輩”の空気を和らげたり、緊張感のある物語を少し柔らかくしてくれたりする存在が必要だとお話をいただきました。

そして演じるにあたり、実際の葬儀プランナーの方々とお会いしました。お仕事のイメージから、みなさん素顔も厳かで緊張感のあるのかなと思っていましたが、実際はとても柔らかくて明るくて、細やかな気遣いをされる方という印象でした。

まさに、そういう葬儀プランナーさんに一番近いキャラクターが赤坂陽子だと思います。現場の雰囲気に一番近いであろう人物を演じられることに、大きな喜びを感じました。

――実際の葬祭プランナーから、どのようなことを学びましたか?

お仕事の流れや手順を勉強させていただきました。みなさんが、葬儀にどれだけの思いをかけて向き合っているか、その姿勢を間近で見られたことが、私にとってすごく大きかったです。

葬祭プランナーの方々は何度も葬儀を執り行っていますが、故人様とご遺族様にとっては一生に一度のお別れ。そのことを、とても大事にされていると感じましたし、一つひとつの葬儀にかける覚悟や向き合い方は、私も大事にしなくてはいけないと思いました。