約14年ぶりの写真集ということで、体づくりに強いこだわりを持って挑んだ前田さん。
ランジェリーカットでは、「普通女優さんはやれない」ことにたくさん挑戦したと語ります。

“普通女優さんはやれない”ことにたくさん挑戦したランジェリーカット

©︎講談社 撮影/北岡稔章

――自分の限界に挑戦して体づくりをされた前田さんが様々なランジェリーを身につけているのも魅力的でした。今回の衣装選びでのこだわったポイントはありますか?

特にランジェリーは打ち合わせ、フィッティングの段階からかなりこだわって選びました。
何回もミーティングをして、フィッティングも2回行いました。全体のバランスを見て「透け感を入れた方がいい」「こういう色を入れた方がいい」など、かなり計算をし尽くして、日本のランジェリーショップは本当に全部見たくらい。スタイリストさんは寝る間も惜しんで探してくださり、「もうこれ以上はない」というくらい探していただきました。

衣装や撮影に関しては、「普通女優さんはやれないでしょ」ということにたくさん挑戦して、「普通ならここまでかな…」というラインを越えられたと思います。本当にスタッフの皆さんと一緒に、いいものを作り上げることができたと思います。

過去の失敗も生かして写真集カットをセレクト

――最後に、約14年ぶりの写真集作りで大切にされてきたことはありますか?

今回の写真集は、事前の準備から撮影まで、かなり「熱」を持って撮影して、誰にどんな気持ちで読んで欲しいか、誰に手に取ってもらいたいか。そのために必要なものは何か、いらないものは何か。過去にひとりよがりになって失敗も経験して、この仕事をしていて「自分だけがいいって一番人に伝わらないな」と思うんです。

なので、例えば、今回写真をセレクトするときは「自分はこのカットしか嫌だ」みたいなことは絶対に言わないと決めていて、スタッフさんと一緒に見て、いろんな目線で選んでいきたい。だからこそ、今回は「写真を撮るときにきちんとこだわりたい」と思っていました。

撮影の時はできることを全部やり切る。セレクトに関しては絶対に読者の目線を忘れたくないので、なるべく多くの人に見てもらい選んでいきたい、冷静に少し冷めた目線も必要だと思っています。

©︎講談社 撮影/北岡稔章

むしろ、私は選んではいけないと思っています。自分の中に「このカットの方が可愛く見える」というのがあるに決まっていますが、そうすると全部似たような写真になってしまうので、最後はいろいろな人の意見を聞いて選びたい。

自分がいいと思うものと他者がいいと思うものは違う。この仕事をしているとそれが実感として本当によく分かります。例えば、自分でパーフェクトだと思う演技より、「あれ大丈夫かな」と不安になる演技のほうが、案外人に評価されたりする。芝居って本当にそうだと思うんです。

撮影:河井彩美

©︎講談社 撮影/北岡稔章

【書籍概要】
■タイトル:『前田敦子写真集 Beste』
■発売予定日:2026年2月13日(金)
■定価:3300 円
■判型:A4
■ページ数:144 ページ
■発行:株式会社講談社