――トリプル主演について、演じてみての感想を教えてください。

反町:トリプル主演というのは初めてなのですが、「もうこれしかやりたくない」というぐらいにいいなと思っています。それぞれの役のメイン回もあって、「この人物像だからこういう話になる」というのが明確で面白い。(2人に顔を向けて)「トリプル主演、またやりましょう」という感じですね(笑)。

大森:反町くんが言った通り、すごくいいバランスです。去年の夏にちょうどトリプル主役の作品をやらせていただいた時も、「バランス良かったね」という話を共演者としていた記憶がありまして。トリプル主演はこれから流行るんじゃないかな(笑)。

津田:グダグダでダメな会話を繰り広げるシーンでも、3人一緒だとやっぱり面白い。それが個人の話になっていくと、またちょっと違う面が見えてきたりもする。それぞれが抱えている問題や謎を、自分1人の力だけじゃなく解決していくのは感動的でもあります。

反町:それぞれにメイン回がありますが、それぞれが本当にいい着地どころなので。僕もそうですが、2人がどういう感じで芝居をするのか今からすごく楽しみです。

反町隆史&大森南朋&津田健次郎「ダメなおじさん3人が主役」の本作の魅力は?

――改めて、「ダメなおじさん3人が主役」という本作への思いを教えてください。

反町:我々3人が主演ということで、「勝負しているな」と思いましたが、とにかく内容が面白い。制作陣の熱量もあるし、「何を作りたいか」というのが明確です。方向性も分かりやすいため、「ラムネモンキーという船にこうやって乗ればいいんだな」というのがあった。これは、役者としては本当にうれしい話です。

大森:企画自体もそうですし、この3人でやれるというのも面白そうだと思いました。あと少年たちの世界も描かれていき、それがどこに向かっているかというのは制作陣に考えてもらうとして(笑)。僕らは一生懸命現場で頑張って芝居して、いい作品にしようと思っています。

津田:ダメなおじさんたちがさらにしんどくなっている時代です。僕らは氷河期世代の先頭集団ですが、社会に出たらバブルは終わっていて、そこから失われた30年が続き、未だに氷河期世代は苦しんでいる。そのおじさんたちが「頑張る」というところで、ある種の大きな共感は得られるのではないかと。おじさんたちの半分敗者復活戦のようなドラマでもあります。

挫折や苦しみは世代を超えて抱えていると思うので、共感を得てもらえるのではないかと。何よりも、そういうものを超えたエンターテインメントを作ろうとしているので、ぜひ楽しんでいただければと思っております。

反町:珍しいんですよ、津田さんがここまで話すのは。うまくまとめてくださった(笑)。