「宝塚OG劇場」シリーズは、退団後もさまざまな場所で活躍する宝塚歌劇団の元スターに、輝く秘訣やこだわりを語ってもらうインタビュー企画。
最新の出演作にまつわる話はもちろん、宝塚歌劇団在団時のエピソード、そして、おしゃれで個性的なファッションもタカラジェンヌOGの魅力ということで、“こだわりの一着”を紹介してもらい、素顔に迫ってきました。
2022年は8人が登場。ここでは、取材時のこぼれエピソードなど担当記者によるコメントとともにプレイバック!今回は、瀬奈じゅんさん、紅ゆずるさん、大空ゆうひさん、珠城りょうさんの4人です。
【瀬奈じゅん(2022年5月28日掲載)】
▶瀬奈じゅん「年々、舞台に立つことが怖くなってきた」感じる変化
瀬奈じゅんさんは、月組男役トップスターとして多くのファンを魅了し、現在もさまざまな作品に出演しています。舞台「黄昏」が“家族”を描いているということで、自身の父について話す場面も。
また、2022年4月に立ち上げた、宝塚音楽学校の受験サポートクラス「Jeunesse(ジュネス)」についても、詳しく教えてくれました。
■担当記者のこぼれ話
Jeunesse創設のきっかけを「『あの時こうすればよかった』と思うくらいなら、やってみようと思いました」と振り返り、今後の展望についても「とにかく『今を生きたい』と思っています」と語る瀬奈さん。
穏やかでありながら力強い語り口、そしてまっすぐな視線に、瀬奈さんのエネルギーと芯の強さを感じました。
【紅ゆずる(2022年9月16日/9月17日掲載)】
▶紅ゆずる「完全に負けたな」地元・大阪で感じた悔しさ
▶紅ゆずる「歯医者さんが大好き!」学会に参加したことも
ユーモアあふれるコメディセンスで、星組男役トップスターとして人気を博した紅ゆずるさん。
作品にちなんで「変身したいもの」、そこから転じて「お金持ちになったらしたいこと」、さらには宝塚でのリーダー論など、さまざまな話をしてくれました。
■担当記者のこぼれ話
撮影では、出演舞台「アンタッチャブル・ビューティー〜浪花探偵狂騒曲〜」で実際に使用するルーペと、お好み焼きのコテを持って楽しいポーズを。インタビューでは、歯医者についてアツく語り、終始、笑いの絶えない取材現場でした。
【大空ゆうひ(2022年10月22日掲載)】
▶大空ゆうひ 宝塚退団10年で「やっと息をしやすくなった」
宙組男役トップスターとして活躍し、現在は舞台を中心に幅広く活動する大空ゆうひさん。舞台「羽世保スウィングボーイズ」への意気込みや、「職種が違う感覚」と語る宝塚退団前後の変化、マイブームの野鳥観察について聞きました。
■担当記者のこぼれ話
大空さんは“こだわりの一着”として、白Tシャツ、デニム、白い帽子の3点セットを披露。帽子を見た記者が、「『銀ちゃんの恋』を思い出しました」と宝塚時代の出演作品の話をすると、大空さんは照れ笑いしながら、コーディネートについて語ってくれました。
【珠城りょう(2022年12月24日/12月25日掲載)】
▶︎珠城りょう「今までのアプローチでは通用しない」ダンスへの挑戦
▶︎珠城りょう 月組トップから1人の俳優へ「みなさんの胸をお借りしたい」
珠城りょうさんは、ダイナミックなダンスで早くから注目を集め、入団9年目にして月組男役トップスターに就任。2021年の退団後は、舞台やドラマで活躍しています。
インタビューでは、2023年に上演する主演舞台「PARCO PRODUCE 2023『マヌエラ』」への意気込みや、ロックバンド・Coldplay愛を語りました。
■担当記者のこぼれ話
“こだわりの一着”として、MA-1(アメリカ軍が着ていたフライトジャケットの一種)を紹介してくれた珠城さん。MA-1のシルエットがきれいに見えるよう、角度やポーズを何度も変えて、笑顔で撮影に協力してくれました。