150組以上のアーティストが絶大なる信頼を寄せている、作詞作曲家の岡嶋かな多さんに密着しました。

BTS、TWICE、安室奈美恵さん、Snow Manなど、名だたるアーティストにこれまで400曲以上の楽曲を提供し、100曲以上がオリコンで1位を獲得。

2017年には三浦大知さんの「EXCITE」で、日本レコード大賞 優秀作品賞を受賞しました。

妊娠9ヵ月目の状態でもレコーディングに立ち会う岡嶋さんは、10日後に二男のルカくんを出産。

その1週間後にすぐさま仕事復帰すると、自身を“すぐ復帰キャラ”と名乗り、「出産したあとに、『早く曲を書きたい』と言ったんですよ。自分で言っていて『狂ってるな』と思って」と笑いました。

番組では、岡嶋さんの作詞作曲方法や、アーティストとの向き合い方に迫りました。

数多くのアーティストから愛される、作詞作曲家・岡嶋かな多さんの“セブンルール”とは?

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ルール①:声かけは0.1秒でも早く

この日は、作詞作曲に携わった家入レオさんの「奇跡が足りない」のレコーディングに立ち会い。

家入さんが録り終わると、すぐに岡嶋さんは「今の好きでした」「すばらしい」と声をかけます。

ボーカルブースの中は孤独な空間であるため、アーティストに「不安になる隙を与えないように」と、0.1秒でも早く声をかけるそうです。

スタジオでは、普段のレコーディングについて尾崎世界観さんが「孤独な方がいいなと思っていて、1人でやっています」と説明。

岡嶋さんの声かけについて「声かけが命綱になっているというか」(長濱ねる)、「ありがたいね」(YOU)とコメントする中、尾崎さんは「(僕の場合は)自分で作っているし…」とぽつり。

青木崇高さんが「第三者が『もうちょっとこうした方が…』と言ってきたら?」と振ると、尾崎さんは即座に「『うるせぇ、この野郎!』(と反応する)」と返しました。

ルール②:歌いながら作曲する

岡嶋さんは作曲の際、曲の土台(トラック)になるリズムやコード進行を聴きながら、イメージを膨らませていきます。

そこでは、彼女が実際に歌いながら調整し、一番いいメロディが見つかるまでアイデアをぶつけ合います。

「楽器がほぼ弾けない」という岡嶋さんは、仮であっても、何かしら歌が入っていた方が曲の形が見えやすくなるそうです。

ルール③:歌詞には明日へつながる希望の言葉を入れる

岡嶋さんは、中学時代に音楽に目覚め、その後高校には行かず、音楽スクールに通い始めました。

いくつかバンド活動を経て、シンガーから裏方にシフト。

作詞作曲家として活躍すると、世界のスタジオからも声がかかるようになりました。

4年前には、夫の知之さんと結婚をし、幸せな家庭を築くも、以前は「未来なんかないと思っていた」と、希望を見出せなかったと言います。

そんなとき、岡嶋さんを救ってくれたのは、Mr.Childrenの曲でした。

岡嶋さんは「特に『Alive』という曲で、ズシンっとなって。自分の生きる道は音楽しかない」と決意。作詞をする際には、かつて自身が救われたように、「明日へつながる、未来につながるフレーズを入れられるように」と意識をしています。

ルール④:家事のリーダーシップは夫

岡嶋さんが自宅に帰ると、夫の知之さんが晩ご飯の支度中でした。

結婚するまでは「料理も買い物もできなかった」という知之さんでしたが、「かな多の活躍を、特等席で応援して続けたい気持ちで付き合ったんですよ。かな多のパートナーの使命ですよ」と説明。

岡嶋さんは「本当にありがたいです。頭が上がらないですね」と感謝しました。

ルール⑤:9:30~11:30は自分を追い込む

作詞をする際、岡嶋さんは9時半から11時半の2時間を大事にします。

その理由については、「脳みそが起きたての方が、固定概念に固まっていない状態で書ける」と説明。

さまざまなアーティストの案件を同時に抱えている彼女は、「限られた時間の中で、自分に求められている200%のものを届けたい」と語りました。

ルール⑥:旅の思い出はランキング形式で振り返る  

10月、岡嶋さんは家族旅行で新潟県長岡市を訪れ、音楽フェスに足を運びました。

楽曲を手掛けた、声優・大橋彩香さんのステージを観たり、打ち上げ花火を楽しんだりと、家族の時間を堪能。

翌朝には、夫婦で恒例となっている“旅ランキング”を言い合い、旅行の思い出を振り返ります。

ルール⑦:ライブは客席側で見る

自身が曲を手掛けた、ガールズグループ・Prime Stoneのデビュー日、彼女は会場となった幕張メッセへ。

5ヵ月前に、1フレーズずつ歌いながら作り上げた「FAVO FAVO」が2万人の観客の前で初披露されました。

岡嶋さんは「正面から、アーティストの1番のパフォーマンスが見たい」と、ステージは客席側から見守ります。

ステージを観終えると、「1人の小娘が書いた曲がこれだけ多くの人に届いてるんだな。ここで得られる喜びとか幸せを、またガソリンにして、これからも曲を書いていく」と語りました。

スタジオでは、YOUさんが影響を受けた曲や歌詞について、長濱さんに聞くと「洋楽を聞いていて、歌詞を見たら全然違ったということが多い」と発言。

YOUさんも「英語がわからない」と同様の体験があるそうで、「あとで(歌詞を見て)遅れて泣くみたいな」と明かすと、長濱さんは「(私は)口ずさんでいたら、薬物の歌だった」と明かしました。

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仕事も子育ても諦めず、事業拡大に奮闘

11月29日(火)の放送では、株式会社SEAMの代表取締役・石根友理恵さんに密着。

体に優しい、低アルコールカクテル「koyoi」を展開する株式会社SEAM。

ハーブとスパイスを組み合わせたカクテルや、香りが引き立つラベンダーのカクテルなど、15種類のクラフトカクテルをインターネット販売しており、昨年よりカクテル事業を始めました。

仕事も子育ても諦めず、事業拡大に奮闘するSEAM代表取締役・石根友理恵さんの7つのルールとは?

番組公式HP:https://www.ktv.jp/7rules/