<尾崎匠海 コメント>

――オファーを受けたときは、どう思いましたか?

今回、ドラマ自体が約1年ぶりとなり、久しぶりに演技をさせていただいたのですが、台本をいただいたときに、すごく面白い作品だったからこそ、プレッシャーも同時に感じました。でも、そのなかで、まさか自分と同じような名前の役を演じるとは思っていなかったのでびっくりしましたね。

――台本を読んだ印象は?

今、自分は26歳なのですが、夢について話すことが多く、友だちから「今の仕事でいいのかな」という話を聞いたり、挑戦したい気持ちがありながらもできないでいる友だちもいて、そういう話をしていたときに、この作品のオファーをいただいたので、自分にとっても心に響くものがありました。

同世代の方や同世代より上の方々に、この作品を通して何かひとつでも夢への挑戦や、一歩踏み出す勇気のようなものを与えられるような作品になればいいなと思いました。

――尾崎さん演じる、佐々木匠について教えてください。

現実的というか、夢を持っているけれどなかなか挑戦できていないという役柄だと思います。僕も高校生から歌手とかを目指して活動したりもしていたのですが、それと同じように匠も「始めたいけど、なかなか自分の環境やマインドが追いつかない」とか、そういう理由で挑戦ができていない人というイメージですね。

僕自身も「自分なんて…」って日々活動しているなかで思う瞬間もあって、実際に意見が言えないときとか、そういうところは自分と似ているなって。

ネガティブな自分と重ねたときに、佐々木匠は自分と似ている部分があるなと思いましたね。

――初共演となる、國村隼さんの印象は?

今日初めて本読みをさせていただいてお会いしたのですが、映画とかドラマとかでいつも拝見していたので、どういう方なのかなと思いながらお会いしたら、関西弁で、大阪出身ということで、親近感もすごくありましたし、なによりお芝居の幅が素晴らしくて、本読みの中でもいろいろなバリエーションのお芝居をしてくださっているので、やっぱりこれが“演技の上手い人”なんだなと思いましたし、すごくやさしい方で、これからどんどん話し合って良い作品を作れたらなと思いました。

――視聴者のみなさんへメッセージをお願いします。

『ドビュッシーが弾けるまで』は、12月24日のクリスマスイブに放送なのですが、このすてきな日に、みなさんにお届けできることもうれしいですし、挑戦することは何歳になっても遅くないので、今少しでもやりたいことだったりとかがある人に「やってみようかな」とか、前向きな気持ちになってもらえるように、僕たちも精一杯演じさせていただきますので、そういった部分をそれぞれのキャラクターと照らし合わせながら見ていただけたらなと思います。

12月24日はすてきな日なので、カップルとか家族とかで楽しく過ごされる方もいると思いますが、そのなかにぜひ『ドビュッシーが弾けるまで』も入れていただけたらうれしいです。ぜひ、お楽しみに!