<向井理 コメント>

―― オファーを受けたときは、どう思いましたか?

『パリピ孔明』でご一緒したプロデューサーさんにまた呼んでいただけたということは、少なくとも嫌われてはいないということなので良かったです(笑)。というのは冗談ですが、またご一緒できるのは、すごくうれしいです。

今作は、命に関わることをテーマとして扱うので、もちろん軽い気持ちではできません。そして作品として説得力のあるものにしないといけないという意味では、背筋が伸びる思いで臨ませていただきます。

――向井さん演じる、中田啓介について教えてください。

中田は、医療従事者としての姿勢が、現在と過去でまったく違う部分があります。ストーリー上でも、後半にかけて前半とはひと味ちがった(中田の)思いが見えてくるので、監督とは前半はあえて何を考えているのか読めない、とらえどころのないキャラクターにした方がいいのではと話していました。

細かいところでは、セリフを発しないシーンでのちょっとした表情や目線を意識して演じています。ささいなシーンでも、少し含みを持たせるような、見ているみなさまにいろいろと想像してもらえる役になればいいなと思います。

――視聴者のみなさんにメッセージをお願いします。

脚本の根本ノンジさんも『パリピ孔明』でご一緒させていただいたのですが、エンタメ要素も多い今作は、ノンジさんが得意とする分野だと思っています。

主人公以外にもキャラが濃い人々が出てくるので、それを誰が演じるのか自分も楽しみにしています。橋本さん演じる湖音波が猪突猛進で医療の現場に切り込んでいく様は、「痛快医療エンタメ」という響きにふさわしくなると思うので、ご期待ください。