9月5日放送の『ネプリーグSP インテリ対決!東大最強軍vsインテリ女芸人vsフジ新人アナ!』に登場した、“うんちく”や“豆知識”をおさらいします
「上越新幹線」の名前を答える問題では、地理担当の村瀬哲史先生が解説をしてくれました。JR東日本の売店や自動販売機で扱っている「From AQUA 谷川連邦の天然水」というミネラルウォーターが、上越新幹線と関係あるというのです。
上越新幹線には、1982年に開通した「大清水トンネル」という長いトンネルがあります。このトンネルを掘っている際、工事現場の人たちは大量の湧き水に悩まされました。
この湧き水のお陰で工事にも遅れが発生してしまったのですが、当時の国鉄が水質を調べたところ、とてもいい水だったことが判明。
作業員の方々も「美味しい!」と言っていたことから、商品化が決定し、今では「From AQUA 谷川連邦の天然水」という名前で販売されているそうです。
青森県にある「温湯温泉」の読み方は?
「温湯温泉」の読み方を答える問題でも、村瀬先生はプチ解説を加えてくれました。「温湯温泉」は「ぬるゆおんせん」と読み、青森県の黒石市にあります。
「温湯温泉」は、別名「鶴の名湯」と呼ばれているのですが、これは400年以上前の伝説に由来しています。伝説によると、ある時、足をけがした鶴が「温湯温泉」に舞い降りたのですが、温泉の効能か、7日で回復して飛び立って行くことができたそうなのです。
林修先生にとっても難読だった「温湯温泉」。伝説と一緒に覚えておきたいですね。
「乾電池」の反対語と「乾」という字が使われている理由は?
「乾電池(かんでんち)」を漢字で書く問題では、林先生が「乾電池」に「乾く(かわく)」という漢字が使われている理由を教えてくれました。
「乾電池」の反対語は「湿電池」。イタリアのボルタが発明した「ボルタ電池」という液体を使った「湿電池」が、世界で最初に作られた「電池」だったといいます。
液体を使った「電池」は液体が溢れたり、凍ったりしてしまったため、腕時計などで安全に使うことができるようにと発明されたのが「乾いた電池」=「乾電池」。「湿電池」と一緒に覚えておけば、漢字の間違いがなくなりそうですね。
「混沌(こんとん)」の2つの意味は?
「混沌(こんとん)」という漢字を書く問題でも、林先生は言葉の意味を解説してくれました。
「混沌」は「入り混じって区別がつかないこと」という意味ですが、「天地創造の神話で天地がまだハッキリと分かれず、混じり合っている状態」を指す言葉でもあります。
「こんとん」は「渾沌」と書くこともありますが、これは荘子とその弟子が書いた思想書「荘子」の中の「渾沌、七竅(しちきょう)に死す」という漢文にまつわる表現。
この漢文は「渾沌という顔のない帝に、目や耳などの7つの穴を開けたら死んでしまった」という意味なのですが、解釈には諸説あるそうです。
「渾沌」というのは天地が分かれていない「自然の状態」を指す言葉でもあるので、「自然を人間の浅はかな理屈で理解しようとしてもできるわけはなく、人間の行為が自然を破壊してしまう可能性もある」ということを指摘する漢詩でもあると、林先生は教えてくれました。
9月5日(月)放送の『ネプリーグSP インテリ対決!東大最強軍vsインテリ女芸人vsフジ新人アナ!』では、大久保佳代子さんら「インテリ女芸人チーム」とロッチ率いる「新人アナウンサーチーム」、林先生とこうちゃんたちがタッグを組んだ「東大チーム」が、三つ巴の戦いを繰り広げました。