JO1のファンミーティング「JO1 1ST FANMEETING」が2月1日(土)、パシフィコ横浜にて開催された。
フジテレビュー!!では、 同日14時公演の模様をレポートする。
JO1は、無料動画配信サービス「GYAO」配信のサバイバルオーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN』から生まれた11人組ボーイズグループで、最終メンバーが決定したのは2019年12月11日(メンバー紹介はこちら)。
結成2ヵ月足らず、デビュー前のグループながら、今回のファンミーティングは応募者が殺到し、急きょ2公演の追加が決定。ロビーに並んだ、有志のファン(中国のファンまで!)から贈られた、計150基ものスタンド花の数々からもその人気がうかがえる。
会場を埋め尽くすおよそ4,400人のJAM(ファンの総称)たちは、主人公たちの登場を今か今かと待ちわびていた。
「To the world!To the top!」待ちに待った登場にファン大歓喜!
『PRODUCE 101 JAPAN』の軌跡を辿るようなオープニング映像が流れ、観客の興奮が最高潮に至ったタイミングでメンバーがステージに登場。悲鳴にも似た割れんばかりの歓声が会場を包む。
自己紹介がわりに披露された「YOUNG」は、オーディションでメンバーに出されていた課題曲の一つ。今回、新たなパート編成で“JO1 ver.”として復活した楽曲だ。オーディション中、この楽曲に参加していなかったメンバーは半数ほど。彼らのパートが来るたびに、その新鮮さに歓声が上がった。
「To the world!To the top!JO1です!」と、今回のファンミーティング で初お披露目となった挨拶は、メンバーによる考案だそう。
1人ずつの挨拶では、河野が沖縄出身のリーダー・與那城お決まりの一言「ハイサイ!」を真似してさっそく笑いをとる。そして、「今日は盛り上がっていきましょう!」(佐藤)、「JAMの皆さんにすごく会いたかったです」(金城)、「番組が終わってから皆さんを少し待たせてしまって…今日会えるのを楽しみにしてました」(白岩)と、それぞれにファンを喜ばせる言葉を。
そんな中、続く木全は昼過ぎの公演にも関わらず「おはようございます」と、どこかよそよそしい挨拶で観客をポカンとさせる“木全節”全開で、こちらもある意味ファンを喜ばせた。
挨拶の際、それぞれ背後のモニターに映った自分を確認してやっと自分の番だと気づくメンバーたち。まだ新人らしさが滲んでいてとても可愛らしい一幕だった。
白岩瑠姫は“眠らぬ森の王子”?
デビューが決まった時のことを、鶴房が「反響はすごくありました。あんまり仲良くない子からも連絡が来たり…いろんな人から連絡をもらいました」とブラックジョークで振り返る場面も。
初のファンミーティング開催についてや、デビューについてなど、スタンダードな話題が続く中、MCからの「昨日寝れましたか?」という突然の質問でふき出す白岩に、ファンも爆笑。
それもそのはず。朝方4時になっても寝ずに喋り続けていることをオーディション中に暴露され、“寝ないキャラ”が定着していたからだ。「僕にはその質問って決まってるんですか!?」と白岩。MCが「夜になるとテンションが上がっておしゃべりになるという事前情報が入ってる」と明かすと、観念した様子で「一人で寝れないというか、寂しくなっちゃって」と告白。昨晩同室だったという鶴房は「昨日はまぁ、(いつものうるささより)マシな方でした」と、フォローとも言い切れないフォローをして笑いを誘った。
続いて、メンバーが出演している通信キャリア「Ymobile」のCMをTV放映に先駆け、ファンとともに鑑賞することに(CMは2月2日より放映)。
映像を見ながら自然と身体が動くメンバーたち。彼らも出来上がったCMを見るのは、この時が初めてだったとか。初のCM撮影を振り返った鶴房からは「振りがあんまり入ってなかったけど、それを上手く隠してくれて…エキストラの皆さん、スタッフの皆さん本当にありがとうございます!」と、一風変わった感想が飛び出した。
「初のTVCM出演に周囲の反応は?」との質問に、金城「みんなは『100件連絡きた!』とか言ってたけど僕は…お母さんとか…家族とか…だけで…」と寂しそうに話し、普段のクールな雰囲気とは真逆の少しシュンとした表情に、メンバーからもファンからも笑いが起こる。
「Sチーム」vs「Sじゃないチーム」 仁義なきジェスチャーゲームの行方は…
そして、(下の名前の頭文字が)「Sチーム」と「Sじゃないチーム」に分かれ、ジェスチャーゲーム対決に突入。チームのメンバーの背後に提示されたお題を1人がジェスチャーで表現し、残りのメンバーが3分間でどれだけ当てられるかを競う。
まずはSチームが挑戦。2問目「チンアナゴ」のジェスチャーに苦戦した金城が早めのパスを繰り出し、先行きが不安かと思われたが、「大仏」や「いちご」、「モナリザ」「知恵の輪」「なめくじ」など、バラエティに富んだお題を見事な表現力と想像力でクリアしていき、最終的には17問正解。
特に大平は「目覚まし時計」のお題で、うるさく鳴る時計本体のほうをジェスチャーするトリッキーなプレーでファンの爆笑を誘った。
対する「Sじゃないチーム」は、序盤こそ好調なペースで正解を重ねたものの、 河野に振られた難題「電気ポット」でリズムを乱し、惜しくも相手チームに届かない16問正解で敗北した。
勝った「Sチーム」は、観客へサイン入り色紙を抽選でプレゼント。一方、負けてしまった「Sじゃないチーム」は、罰ゲームとして「YOUNG」2倍速ダンスを披露。かなりのハイテンポに、辛そうに笑いつつもキレのあるダンスを見せ、ファンからは笑いと拍手が起こった。
JAMと心を通わせたファンミーティングは大成功!
この日は3月4日(水)発売のデビューシングル『PROTOSTAR』から、「無限大」を含むトータル5曲が披露されたが、その中で新たにJO1 ver.として披露された「ツカメ〜It’s Coming〜」は「PRODUCE 101 JAPAN」のテーマ曲であり、メンバーにとって全ての始まりとなった曲だ。
これまでに何十回、あるいは何百回と踊ってきたであろうこの楽曲のパフォーマンスでは特に、それぞれに客席を見渡しながら歌い踊り、ファンと笑顔を交わし合うメンバーの姿が多く見られた。
デビューへの大きなステップとなったであろう今回のファンミーティングは、大盛況の中、幕を閉じた。