入居率驚異の99.9%!まるでホテルのような「令和の学生マンション」が人気を博していると聞いて、『サン!シャイン』取材班が訪れたのは、東京・板橋区にある築3年の学生マンションです。

エントランスに入ると、早速あったのは「顔認証システム」。登録をした人以外は入ることができない、万全のセキュリティーとなっています。

ロビーを通り、中に入ると1階のラウンジスペースには座敷や図書スペースもあり、外には、中庭も整備されています。

現在、入居者のいない部屋を見せてもらうと…。

「ジェイ・エス・ビー」エリアマネージャー・坂本詳太さん:
こちら暗証番号式の鍵になっていまして、このように番号で解錠することができます。
部屋に入るためには、エントランスと合わせて2つのセキュリティーシステムがあるため、学生の1人暮らしでも安心です。

気になる部屋は…6畳の洋室に、ベッドや机などの備え付けの家具を完備。
冷蔵庫や電子レンジ、洗濯機などの家電も用意されているため、引っ越す際のコストなども抑えることができます。
バス・トイレは独立しており、バスルームには浴室乾燥機も設置されています。

気になる家賃は…なんと月6万4000円!(※管理費は別途かかります)
さらに、このマンション最大の特徴として、月額2万8600円で、平日の朝晩・2回、栄養バランスのとれた食事が提供されるといいます。

「ジェイ・エス・ビー」坂本詳太さん:
学生の保護者が、子供の初めての一人暮らしというところで、食事面を気にされる方が多かったというところで、弊社では管理栄養士が監修した栄養バランスの取れた食事を提供しています。

今年(2025年)の4月から入居している学生に話を聞いてみると…。

4月に入居した学生:
朝ご飯と晩ご飯が出る学生マンションがいいなってことで、ネットで調べているときにこのマンションが見つかって。ここにしましたね。
課題をして、集中力切れてきたなって思ったら共有スペースに降りたりして気分転換してます。周りに同じ大学の友達がいて、気軽に相談とか悩みを打ち明けることができるので、やっぱりそこが1番大きいかなと思います。
「マンションというよりホテル」人気の秘密
至れり尽くせりの学生マンションがあるのは、東京だけではありません。

新潟県にある、約200人の学生が入居している学生マンションでは、130席以上ある広い食堂が。月2万8600円で、管理栄養士が監修するメニューを平日の朝晩2回・提供しています。

さらに、共有スペースにはビリヤード台が置かれ、予約制のシアタールームもあり、週末は多くの利用者でにぎわうといいます。

他にも、500冊以上の漫画や本があるラウンジや勉強用のスペースも完備。
家賃は、1Kタイプで4万1000円からと、管理費や食費を含めると付近の物件より少しお高めですが…その住み心地は?

半年前に入居した学生:
普通のマンションというより、ホテルに泊まっている感覚。

入居して5年目の学生:
シアタールームとかビリヤードやってみたいって思って来てくれる友達もいて。
食堂で働いている人の人柄がめっちゃ良くて、そのコミュニケーションが好きで。
ホテルに泊まっているような充実した設備に、学生同士がコミュニケーションを取る場も充実しているのが、入居率99.9%につながっているようです。

“令和の学生マンション”は、想像を超えた進化を遂げていました。
(『サン!シャイン』 2025年10月3日放送より)