──映画『あたしの!』の出演が決まった際の心境を聞かせてください。
映画初出演で初主演って、機会としてはなかなかいただけるものではないと思うので、すごくうれしかったのと同時に不安もありました。でも、お話をいただいたからには精一杯お芝居をしようと強く思いました。
──INIメンバーから反応はありましたか?
みんなが集まっているところで「映画が決まりました」という報告を受けたのですが、“ちょい沸き”していました(笑)。
「えー!」「マジか」「俺もやりたい」と言っているメンバーもいましたし、“学校イチの王子様”という役柄を受けて「やっぱり木村!」とイジってくる人もいて(笑)。いろいろな反応がありましたね。
──メンバーの皆さんにお芝居の相談をすることはありましたか?
相談ということはなかったのですが、(尾崎)匠海は僕のことを気にかけてくれていました。セリフの読み合わせも手伝ってくれて。映画の公開も楽しみにしてくれているみたいで、うれしいです。
木村柾哉 監督との“リモート読み合わせ”で映画初主演の不安を解消
──木村さん自身、お芝居に以前から興味があったのでしょうか?
興味はずっとありました。昔からドラマや映画を見るのが大好きでしたし、小学生の時、授業で将来の夢を書くことがあったのですが、「俳優」と書いていたこともあって。だから今回、その夢がまず叶ったことがうれしかったです。
ただ、専門的に勉強をしてきたわけではないので、映画の主演と聞いたときは不安でした。それでも、監督が気にかけてくださり、リモートで読み合わせをやってくださり、少しずつ緊張が解けていって、楽しくお芝居をさせていただけたと思っています。
──映画の公開はこれからですが、本作の出演経験を経た今のお芝居に対する思いを聞かせてください。
まだまだ難しいことばかりでとても神経を使いますが、その苦労以上に興味や「やりたい!」という気持ちが大きくあります。
──お芝居で特に難しいと感じているのはどんなところですか?
演じているキャラクターの感情などをすぐに引き上げるのが難しいというか、時間がかかるなと感じています。
人って、ふとした行動や仕草が出ることがあると思うのですが、そういう役として“あふれ出るもの”がうまく表現できなくて。もっとたくさん経験を積んでつかんでいきたいです。