和田:僕は9月に舞台で石田三成を演じることになっていたので、夏の初めに5時間くらいかけて車を運転し、滋賀へ行ってきました。三成ゆかりの土地を巡りながら、自分ひとりしかいないのに、気づいたら「うわ、楽しいな」ってつぶやいていたんですよ。

三成と豊臣秀吉が出会ったといわれる寺があったり、三成出生の地といわれる石田町を歩いたり、何気ない発見がたくさんあって、稽古前に貴重な時間を過ごすことができました。

和田雅成と髙橋大翔 旅に出るなら「地元・大阪でワチャワチャ」

――もし、和田さんと髙橋さんで旅をするならばどこへ行って何がしたいですか?

和田:この話を前にもしたところ、大翔が出してくれたものでいいなと感じたのは沖縄でアクティブなことをしてはしゃぎまくろうというアイデアでした。いろいろな遊びを堪能しつつ、写真の撮り合いなどをしているうちにドラマの撮影では知ることのできなかった部分が見えてくると思うので、“相手を知る旅”がしたいです。

髙橋:和田さんも僕も大阪出身ですが、あえて、大阪エンジョイ旅をしたいです(笑)。たこ焼きを食べて、ユニバへ行って、新喜劇を観てワチャワチャした旅がしてみたいです。

――たこ焼きといえば、和田さんは焼くことが得意だったのでは…。

和田:アルバイトで実際に焼いていましたし、配信している自分の番組内でも焼いていますから任せてください!

――片岡(和田さん)を殺すことが小田島(髙橋さん)の「生きる意味だった」とつぶやく場面が登場しますが、今の二人にとっての“生きる意味”を教えてください。

和田:求められるからじゃないですかね。そして、“求められること”を僕自身も求めている。誰かの幸せを感じることが今の自分にとってすごく幸せで、作品に携わる方や、応援してくださる方、和田雅成という人間に愛をもって接してくれる人には自分も愛をもってお返ししたい。これからも、皆さんに求めていただけるような姿をお見せしていきたいです。

髙橋:例えば、目標があったとして達成できなかったときにネガティブになってしまうことがイヤなので、意味などはあまり考えないようにしているのですが、長いスパンでみるのではなく、そのとき、目の前にあるものにポジティブに向き合えるものを選択しながら生きていきたいです。そうしているうちに、自ずと生きる意味が見えてくるのではないでしょうか。

撮影:河井彩美