<佐々木蔵之介 コメント>

――出演が決まったときは、どう思いましたか?

大人気コミック原作で、菅田(将暉)君が主人公のドラマだとうかがって、とても楽しみでした。

原作を拝見して、緻密で繊細に描かれた登場人物、ストーリーはとても魅力的で山荘というワンシチュエーションで巻き起こる“ミステリー”の世界に引き込まれました。

山荘編の舞台化が頭に浮かび、田村(由美)先生に舞台の戯曲をお願いしたいと思ったくらいです(笑)。

今回、この作品に参加できたことは本当にうれしかったです。

――佐々木さん演じる橘高は、どんな役どころですか?

台本も原作同様、とても丁寧で細やかに描かれていました。

橘高は、学生のころは、それはそれはパーフェクトな人間でしたが…どこまで話していいのか説明が難しい(笑)。

橘高と天達(鈴木浩介)、蔦薫平(池内万作)の3人が同級生という設定ですね。

学生だったころから年月が経過して、社会人となった今では状況が違っている。3人の関係性がどうかわったのか。その面白さがあります。

――第8話の見どころは?

山荘で起きるミステリーなんですけど、最初は何が怪しいのかがまだわかりません。

視聴者のみなさんも「何が起こっているんだろう?」と思いながら見ていくことになります。

そして、途中でストーリーが導いていくところが「ここかな?」と思えるのですが、「いや、こっちかも?」と、何となく見えてくる。

それを整が引っ張って行くのを、みなさんも追っていくことになります。

ストーリー展開は、裏切られたというより、どんどん奥に奥に、深く深く入っていくところが面白いと思います。

派手な展開ではないのですが、非常に丁寧に描かれたミステリーであり、サスペンスになっています。

――撮影はいかがでしたか?

今回は、基本的に順撮り(ストーリーの最初から順番にシーンを撮影する)ですので、橘高の心の動かし方は演じやすくしていただきました。

ただ、基本山荘の中だけで進んでいくストーリーなので、「画的に代わり映えがしないのではないか」と恐れつつ…まぁ、これは恐れることではないのですが(笑)、だからこそ、しっかり脚本に描かれているセリフのどこにポイントを置いたらいいのか?とか、相手のセリフにどう反応するのか?を大事にして演じなくてはいけません。

セリフがないときに、視線をどこに向けるのか。リアクションは、どのくらいにするか。

演出も、僕たち出演者も、すごく繊細に緻密に構築していかなければいけない。程よい緊張感を楽しみながらの撮影でした。

――菅田さんの印象は?

菅田くんは、整というキャラクターも含め、作品全体を俯瞰(ふかん)で見てくれています。

僕が作ろうとしている橘高を、セリフのやりとりを通じてきちんと整=菅田くんが導いてくれるので、特に後半では随分助けてもらいました(笑)。

もちろん、謎解きをしているときも全体を引っ張ってくれるのは流石(さすが)だなと思います。

――視聴者のみなさんへメッセージをお願いします。

ストーリーはもちろん、セリフ・視線・仕草(しぐさ)。隅から隅まで、ぜひ、お見逃しなきよう。諸々の用事はお済ませの上、ご覧くださいね(笑)。