映画「KAPPEI」の披露試写会が2月16日に行われ、伊藤英明さん、西畑大吾(なにわ男子)さん、大貫勇輔さん、古田新太さん、山本耕史さん、小澤征悦さん、平野隆監督が登壇しました。

原作は、若杉公徳さんの同名のギャグ漫画。「1999年7月の月、人類は滅亡する」というノストラダムスの予言を信じ、幼い頃から人類の救世主になるべく厳しい修行に人生を捧げてきた「週末の戦士」たちを描くエンタテインメントです。

このイベントの前には、レッド“カッペイ”トセレモニーが行われ、登壇者たちがタキシード姿でさっそうと登場しました。

古田新太「西畑くんが出演するからお客さんは来る」

この作品の主人公である最強の戦士・勝平を演じる伊藤さんは、「いいんですか?この映画のためにお集まりいただいて。やることがほかにあったんじゃないですか?」と記者たちに冗談。

そのうえで、「短い時間の中でこの映画の良さをお伝えするのは難しいのですが、ただ言えることは、キャリアを重ねてきた同世代の俳優が、一生懸命に役に向かい合って作った作品です」と説明しました。

続けて、「まぁ…と言っているんですけど、こういう映画なので…」とあたりのパネルを見渡しながら苦笑い。

「映画の取材の中で、征悦くんが言っていたのですけど、老若男女にどの世代の方でも楽しんでいただける映画だと思います」と呼びかけました。

気弱な大学生、入間啓太役の西畑さんは、「見ていただけたらわかるように、今日はタキシードをぴっしりと着ているのですが、捧腹絶倒(ほうふくぜっとう)コメディとなっています。レッドカーペットならぬ、レッド“カッペイ”トと、シャレの効いたこの赤のように、熱く笑いで心が燃えるような映画となっています」とニッコリ。

蛇戦流の使い手・守役の大貫さんは、「この作品にかかわることが出来てうれしく思っています。このご時世だからこそ、この作品を見て、たくさんの方に笑顔になっていただけたらと思います。そして、我々戦士の衣装の着こなしにも注目してもらえたら」と語りました。

馬跳流の使い手・正義役の山本さんは、「いい大人たちがまじめにふざけて、この戦士たちやほかの役を、前を向いて、明日に向かって恥ずかしがらずに駆け抜けました。青春群像のような部分もあるので、コメディと言いつつも心に刺さるものもあると思います」とコメント。

最強の兄役、龍咆流の英雄を演じた小澤さんは、「本作で、(山本)耕史が言っていたように、まじめに馬鹿をやるのは大事だなと思いました。台本を読んだときに、素晴らしい作品になるなと確信したのですが、最初の衣装合わせの時に、『(衣装の奇抜さに)ダマされた…』と感じました」と笑い交じりで明かしました。

戦士たちを育てた師範役の古田さんは、「彼ら戦士たちが子どものころから修業を積んでいたので、ぶっちゃけ子役としか相手していないんです。まぁ、西畑くんが出演するので、お客さんは来るだろうと思います。見どころは…小澤くんです」と語り、記者たちに笑いを誘いました。

作品概要

1999年7月に世界が滅亡するというノストラダムスの大予言を信じ、乱世の救世主となるべく、人里離れた地で、殺人拳・無戒殺風拳(むかいさっぷうけん)の修行に人生を捧げてきた男・勝平(伊藤英明)。

だが、世界が滅亡する気配など一向に感じられないまま、師範(古田新太)から突如「解散」を命じられた終末の戦士たちは、それぞれ東京の地へと流れ着く。

右も左もわからぬ大都会で、気弱な大学生・啓太(西畑大吾)を助けたことをきっかけに、天真爛漫な女子大生・山瀬ハル(上白石萌歌)と出会い、人生で初めて“恋”を知る勝平。

そんな勝平の前に、かつてともに修行に明けくれた、守(大貫勇輔)・正義(山本耕史)・英雄(小澤征悦)ら最強の漢(オトコ)たちも現れて…。

【写真】レッドカーペットに出演者たちが登場

©映画「KAPPEI」製作委員会
配給:東宝
映画「KAPPEI」は、3月18日(金)より、全国公開。

最新情報は、映画「KAPPEI」の公式サイトまで。