おばあちゃんになっても成長していけることを描いているからこそ…
っというわけで今週ですが(?)前回せっかく「松子、便利屋開業!」というとてつもないキャッチーを手に入れたというのに、第2話では急に「松子、シェアハウスに住む!」というさらなるキャッチー。何から何まで、キャッチーが過ぎる!!

だけどもそこから想像できる、75歳のおばあちゃん松子が、若者たちが住むシェアハウスへ紛れ込むことによって起こってしまうドタバタ劇…ではまったくなく、まさかまさか、シェアハウスという舞台を用いて、老若男女いろんな人が関わることになるシェアハウスでもって、共生することの本質…“相手を知る”という、なんとも深すぎるテーマのドラマが繰り広げられるのです!!

だけどだけど、深いとはいえ、まったく説教くさくはなくって、第1話同様に、松子がおばあちゃんだからって居丈高になったり、一方的な意見を述べたり、制したりすることもなく、しっかりと相手のことを知ろうとして、ときには反省もして、おばあちゃんになっても成長していけることを描いていく…。

だからこそ、だからこそ、痛快よりも悲哀が勝るのです。今週も何気ないシーンの連続なのに、そこには強烈な松子おばあちゃんが存在しているというのに、なのになのに、なんでかちょっと泣けてくる…そんな仕上がり…。第1話以上に“深まって”ますよ?