7月5日(土)、『アワー・フェイバリット・ソングVol.9〜私が「真っ昼間」を愛する理由〜』が放送されます。
レコード、カセット、CD、サブスクと、時代の変化とともに音楽の視聴環境も移り変わっていくなか、変わらず愛され続ける楽曲を特集する、BSフジの番組『アワー・フェイバリット・ソング』。
楽曲が生まれた理由、時代のバックボーン、楽曲を愛する人の個人的エピソードを織り込みながら、1曲について深掘りします。
Zeebra『真っ昼間』を1時間たっぷり語りつくす
今回は、1997年に、Zeebraさんがリリースした『真っ昼間』について特集。
出演は、以下の通り。
Zeebra
R-指定、DOUBLE、DJ KEN-BO、豊嶋一衛、BIM、Mummy-D
(敬称略/五十音順)
日本でのヒップホップの裾野を着実に広げ続けてきたレジェンドアーティストであり、いまなお若い世代へ真摯に文化を伝え続けているZeebraさんが、ソロとして発表した最初のシングルです。
1997年のシーンとともにどのように楽曲が生まれ広がっていったのか、関係者へのインタビューを通して語られます。
R-指定(Creepy Nuts)さんは「Zeebra さんは、単純にHIPHOPが大好きで仕方がないというか、こんなに面白くて、こんなにやばいのはほかにない、もっとこのヤバさを知ってほしいと一番思っているんじゃないかな。一番HIPHOPのために動いている人だと思う」と語ります。

楽曲やライブで共演している歌手&ソングライターのDOUBLEは、Zeebraさんとの出会いについて「扉をパタンと開けたら、もうキラキラしていて。話してみると、今と変わらずジェントルマンで、『ああ、これが色気なんだ』」と、当時衝撃を受けたといいます。

Zeebraさんの家に居候していたこともあるDJ KEN-BOさんは、当時について「日本のHIPHOPが進化しているとみんな感じていた。Zeebra以外にも雷が出てきて、BUDDHA BRANDがいて。 その後の世代に、NITRO MICROPHONE UNDERGROUNDが出てきて、すごく多種多様になっていった」と語ります。

フジロックでもZeebraさんと共演している、ラッパーのBIMさんは、90年代から活動を続けている先輩ラッパーたちにつ いて「何年ラップをやっていてもカッコイイって変だと思う。まだカッコイイんかい!って思うけど、自分もそうなれるように」と思ったといいます。

Zeebraさんと数多くのコラボレーションを行い、現在ではHIPHOP専門のインターネットラジオ「WREP」で、Zeebraさんとレギュラー番組も務めている、Mummy-D(RHYMESTER)さんは「30年前に出会って、今よりはライバル関係というのはあったが『話が合うのはこの人だな、日本のHIPHOPの未来について語ったりするのはこいつだな』という関係になった」と明かします。

『真っ昼間』がリリースされた1997年について、Zeebraさん自身は「日本のHIPHOPシーンが90年代中ごろから グアーっと盛り上がってきて、1996年にはさんピンCAMPがあったりしたから、もうとにかくシーン全体が右肩上がりになっている最中。もうガンガン攻めるぞみたいな時期だった」と当時を振り返ります。

『アワー・フェイバリット・ソングVol.9〜私が「真っ昼間」を愛する理由〜』は、7月5日(土)25時より、BSフジで放送されます。