その後、万理子、三井、飯田、佐久間の4人は、居酒屋に来ていた。そこで佐久間(上川周作)が三井に、この場に千明がいないのは気を使っているのかと尋ねる。

それに三井は、千明が心から仲間たちを家族のように愛しているからだと答える。だからこそ、みんなに気を遣わせるくらいなら、参加しないほうがいいと思っていると。

千明が若いスタッフに「私の嫌だなって思うところがあったら、何でも言ってね」と言うときは、本気で直せるところは直したいと思っていることも代弁した。

その言葉に、以前は千明との間にジェネレーションギャップを感じていた佐久間も、千明の大変さを感じ入った。

千明(小泉今日子)は友人・祥子(渡辺真起子)を襲った事件に落ち込んでしまう

会社をあとにした千明は、水野祥子(渡辺真起子)と荒木啓子(森口博子)の2人と、中華料理店へ。渾身の企画書を出したのに、なぜか千明の表情は冴えない。

仕事人生のなかでめったにないくらい、いい企画書を作り上げたが、もしそれがダメだったら…。そんな弱音を千明が打ち明けていると、祥子のスマホが鳴った。

届いたメッセージを見るなり、顔色を失う祥子。彼女と働いている部下が、祥子抜きのメッセージグループと間違えて、彼女の陰口を誤爆したのだ。

その文面を見た千明や啓子の表情も強張る。

自分たちも若い頃、定年間近の先輩を疎ましく思っていた。だからといって、老害だ、早く退職してほしいと思われて、平気なわけがない。

「明日から仕事行きたくない…」と顔を覆う祥子は涙声。彼女を慰めながら、悔しさを分け合い、千明と啓子も落ち込む。

一方の和平は、娘・えりな(白本彩奈)と彼氏の木村優斗(西垣匠)と居酒屋に来ていた。えりなを挟んでカウンター席に座る3人。

和やかな雰囲気のなか、えりなが改まって話を切り出す。