「挑戦、出会い、そして未来への一歩」をテーマにした新しい音楽フェスである『New Beginning Fes』。ライブ序盤は『ON FLEEK』と『KID PHENOMENON』によるホットなステージが繰り広げられました。
「“イイじゃん”」トレンドワード用いた秀逸コメント炸裂!

続いては、ホリプロ初の男性ダンス&ボーカルグループを作るべく開催された『Star Boys Audition』を勝ち抜いた6人によって2019年6月に結成された『WATWING』が登場。アーティスト紹介が始まると観客が白色のペンライトで出迎え、これに応えるように1曲目の『HELL FIRE』を披露。怪しげな赤色に照らされたステージはすぐに会場をWATWINGの世界観に引き込みました。続く『Shine』の後は、自己紹介ナンバーとなっている『WATW “ing”』を披露。一人一人に見せ場のある同曲にコールやペンライトで会場が応え、MCパートの自己紹介ではそれぞれのあおりに対し会場から大歓声のレスポンスが。「渋谷ー!はっちゃけていこうぜ!」と盛り上がりも最高潮になったところで『memories』を披露。

続く『Let's get on the beat』は、思わずリズムをとってしまうような夏を感じるナンバーで、歌声、ダンスともにハイレベルなパフォーマンスを披露。『WINGS』ではこれまでのキレキレのダンスナンバーからうってかわり、メンバーがステージを縦横無尽に使い会場を巻き込むと、「まだ終わんねーよ!ぶち回せ!」と観客をあおり『Echoes』がスタート。
疾走感のある同曲では、タオルを回すメンバーと会場の一体感もMAXに!ラストナンバーは『YO MA SUNSHINE』で締めくくり、「ありがたいことに6月で6周年です。これからもみんなに愛をもって伝えていきます!」と、会場とオンライン配信カメラにファンサービスを行い、惜しむ歓声の中ステージを後にしました。
オープニングアクトのON FLEEKを含む3組のアーティストによるライブステージの後は、”New Beginning”にちなんで”新しいことに挑戦”する「ニュービギ バトル」のコーナーが繰り広げられ、全アーティストで“オタマトーン”をつかった伝言ゲームに挑戦することに。
オタマトーンとは、スイッチを押すだけで誰でも簡単に演奏できる音符型の電子楽器で、ゲーム内容は各グループから代表者4名を選出し、先頭から順に口パクとオタマトーンを使ってお題のキーワードを伝言。メンバー順を入れ替えて各グループ2周ずつ挑戦し、正解数の多いグループの勝利というルールでした。

最初に梶谷アナがデモンストレーションで、誰もが聞いたことがあるであろうROSÉ & Bruno Mars『APT.』の”あのフレーズ”を演奏すると、いち早く手を挙げたWATWINGが「アークツアークツ!」「いやそれ俺らの運転手さんね!!」という開口一番のボケ&ツッコミで会場を沸かせました。
そして、いざゲーム本番へ。どんな熱戦が繰り広げられるかと思いきや、「ポケットモンスター」「大谷翔平」といった想像以上に難しいお題に全グループが大苦戦。WATWINGの桑山さんは「東京ディズニーランド」というお題にもかかわらず完全に“チャルメラ”のメロディーを演奏するという開き直りをみせるなどして、全グループ得点のないまま2週目に突入。

あまりの難しさにジェスチャーも許されることになり、迎えたDXTEENのお題は『ビジュいいじゃん』。SNSでも振付が大きな話題となったM!LK『イイじゃん』に出てくるフレーズということもあり、もはや演奏は関係なく完全なジェスチャー頼みで伝言に成功!
続くWOLF HOWL HARMONYは「Nintendo Switch 2」のお題を”2”ポーズでなんとか乗り切ろうとするも失敗。ラストのWATWINGのお題は、名探偵コナンでおなじみのフレーズ「真実はいつもひとつ」。しかし、WATWINGの八村さんは「男なんでジェスチャーを使わないでいきます!」と謎の“男気宣言”をし、全力の顔芸で表現するも、その努力むなしくまたも失敗。結果的に、ラッキーお題で得点したDXTEENの勝利となったが、メンバーの寺尾さんは「勝ったんだから別にイイじゃん」という秀逸なコメントで会場の笑いを誘い、波乱の「ニュービギバトル」は幕を閉じました。
「出会ってくれてありがとう」すべての観客へ甘い言葉も

ボケやツッコミ、秀逸なコメントなどで大きな笑いに包まれた伝言ゲームの後は、LDH史上最大規模である約4.8万人が参加したオーディション『iCON Z 〜Dreams For Children〜』のファイナリストであるGHEE 、HIROTOに、iCON Z第二章から参加し、コーラスグループDEEP SQUADとしても活動中のRYOJI、SUZUKIを加えた4人組ボーカル&ラップグループ『WOLF HOWL HARMONY』のステージ。
この日は、2025年3月のリリースからBillboard JAPAN Top Albums Salesでも4位にランクインした1stアルバム『WOLF』の収録曲8曲を披露。大歓声とともにメンバーが登場し、2nd singleでもある 『Frozen Butterfly』から『Pink Flash Lights 』『Sugar Honey』『You&I』と、人気ナンバー4曲を立て続けにパフォーマンスしました。

MCの自己紹介では、メンバー4人の個性が爆発!まずはリーダーのRYOJIさんが今日初めてWOLF HOWL HARMONYをみたという観客に向けて「出会ってくれてありがとう」とキメ顔で甘い一言。続くGHEEさんとSUZUKIさんは、観客よりも自分たちの方が盛り上がっていると地声で叫んで張り合う謎の展開に。ラストのプレッシャーがかかる中、HIROTOさんは「僕のこと知らない方どのくらいいますか?」という天然発言で他メンバーから「なんか鼻につくな!知らないよ!」と総ツッコミを受ける場面も。その後、それまでの雰囲気とはうってかわってRYOJIさんの美しいアカペラからスタートしたのは、どこか懐かしいメロディーが心地よい『Love Triangle』。圧倒的歌唱力をもつWOLF HOWL HARMONYならではの1曲に観客も聴き入っていました。2回目のMCでも再び”地声ボケ”やRYOJIさんが大事なところで噛むなどして観客の笑いを誘い、パフォーマンスにトークにと、WOLF HOWL HARMONYらしさ満点で会場を盛り上げました。