そして、2人がこれまでの芸人人生を振り返る一幕も。
たかのりさんは、劇場では反応が良くても賞レースだと手応えがイマイチだったと言い、「点数で評価されたときに、『俺らの漫才って点数で評価してくれるんや』って素直に感動した」と喜びを口に。
周平魂さんも「小さい劇場では受けていた。でも順位が…という人生やったので、広いところでみんなに『面白い!』と思ってくれるのって、難しいねんなって思った」と、これまでの苦悩を明かしました。

今回優勝した決め手を聞かれると、周平魂さんは「毎月単独(ライブ)をやり続けて、最初から(自分たちが)面白いと思っている、バカなことに対して焦点を絞って18年間やってきからかな」と回答。
たかのりさんも、単独ライブの積み重ねから「お客さんにどんなウケ方をしても、動じにくくなった」と答え、自信をのぞかせました。

賞金1000万円の使い道は?周平魂「おとんのお墓」、たかのり「一番いいiPhone」
ちなみに賞金の使い道は、周平魂さんは「おとんのお墓をつくります」、たかのりさんは「一番いいiPhone買います。500Gとかの、何十万円するやつ」と回答。
最後に、今後目指す芸人像について質問が飛びました。
周平魂さんは以前、大ファンの甲本ヒロトさんが所属するバンド、ザ・クロマニヨンズの曲を聴いているときに、サッカーの三浦知良選手が50代で海外リーグに加入したニュースを見て、「涙を流した。同じことをやり続けている人に対して心が動くから、このまま2人でやり続けたらええわって思いました」と、感慨深そうにコメント。
たかのりさんも「僕ら芸風的にも、いじられてナンボなんです。そこは消したくない」と、変わらぬスタイルで続けていきたいと語りました。
会見の最後のフォトセッションでは、トロフィーを持って笑顔でポーズを決めた2人。会見終了後には、優勝した実感が沸いてきたのか、両手を上げて喜びを表現していました。
