<剛力彩芽 コメント>
――神山さんや中村さんとの共演はいかがですか?
2人とも、真っ直ぐな性格なんだろうなぁという印象です。撮影の合間に、2人でおしゃべりして
いるときは、まるで友だちのような雰囲気なんですが、いざ撮影となれば面白いシーンもちゃんとこなすし、バディ感もしっかり出すんですよね。
神山さんは「しっかりお兄ちゃん」みたいな雰囲気で、中村さんは「皆から愛される弟」みたいな雰囲気で、そのバランスもとてもいい。
普段は、まったく別のグループで活躍しているお2人ですが、息の合った演技を見せるところはさすがだなぁと思いながら見ています。
――剛力さん演じる玄田陽美は、そんな2人に絡む役どころです。
陽美は、翔太と幼なじみであると同時に、同じシェフという仕事をしている、友だちでもあり
ライバルでもある存在。だから、屋台を始めた翔太のことが心配で、よく顔を出すんですよね。自分の店のことで忙しいはずなのに(笑)。
でも、「そっと見守る」タイプではなく、つい口に出ししてしまう。「翔太の隣にいるべきなのは私」という思いがあるから、輝元に対してもやきもちみたいな感情を抱いていると思うんですよ。
そんな陽美の、いい意味での「遠慮のなさ」が嫌みに見えないよう、そして翔太と輝元コンビのスパイスみたいな存在になるよう演じています。

――屋台の印象は?
ラーメンやおでんを出すような、もっとこぢんまりした屋台を想像していたので、現物を見たときは、ちょっとビックリしました。でも、カラーリングやトリコロールカラーののれんなど、かわいいですよね。実際にこんな屋台があったら、自然とお客さんがやって来るんじゃないかな。
――剛力さんなら、どんなメニューを出したいですか?
何を出そうかな…。基本的に野菜が好きなので、野菜のメニューを出したいですよね。屋台には、ラーメンみたいなガッツリ系のメニューを出すところが多いし。でも、サラダボウルみたいなメニューだと、深夜の屋台では人気が出ないかなぁ…。
あっ! 野菜スープを出したらいいかもしれませんね。ヘルシーだし、何より飲んだあとの「シメ」にもいいだろうし。
――第3話では、忙しく働く陽美にスポットが当たります。
フランスへ修行に行ったり、帰国してフレンチレストランを開いてスターシェフになったりと、
肩肘張って生きてきた陽美ですが、その分弱いところをさらけ出せるような相手がいないんですね。
そんな陽美が、仕事でいっぱいいっぱいになり、翔太に弱いところを見せるのが第3話です。誰かに弱いところを見せられるようになったのも、陽美の一つの成長なのかなと思いますね。

――視聴者のみなさんにメッセージをお願いします。
翔太と陽美は、子どものころからの長い付き合いがあり、お互いに相手のことを気にかけて過 ごしてきたと思うんです。それでも相手の知らない部分というのはあって、そこに気づくこと
の大切さを、感じてもらえる回なのではないかと思います。
そして、翔太の料理を通して陽美がそれに気づくというところが見どころです。でも、陽美はずっと翔太を見つめ続けて、世話を焼き続けるんでしょうね(笑)。
