<國村隼 コメント>

――貝沼を演じて、いかがでしたか?
貝沼に関しては、かなり「脳みそに特化した変人」だと思うんです。人間という存在を人として見ているというより「脳みそ」として見ていて、そこにものすごく興味を持ちました。
貝沼とは結局、自分自身も含めていま持っている肉体、つまり「外側の入れ物」にはあまり意味を見出していない人物です。きっと、この人はそういう人物なのだろうと台本を読みながら思い、これは面白いから、ぜひやらせていただきたいと思いました。
人間の記憶も知識も脳がつかさどっていますが、貝沼はその脳の中に入り込んで人を支配できる、そういう存在ではないかと思っています。
――貝沼を演じるにあたり、どんな役作りをしたのですか?
僕の場合、役作りというものとは少し違うと思いますが、イメージさえできてしまえばそれで終わりです。あとは現場で、相手の役者さんとどういうやりとりになるか。相手がいったい何をぶつけてきたり、投げてきたりするのか。それを自分がどう受け止めて、どうリアクションできるか?というだけのことです。貝沼としてリアクションできればOKで、そこに國村隼が表出していなければ大丈夫だ、という考えです。
――板垣さんの印象を教えてください。
彼は、非常にナイーブな人だろうなと思いました。今回、薪を演じるにあたっても彼自身はおそらく、自分の中にないものを一生懸命立ち上げて表現しなければいけない。表現者としていろいろなものをどう立ち上げるか、一生懸命頑張っているなと一緒に演じていて感じました。
本来の彼はもっとナイーブでやさしいゆえに、あまり強さというものを求められる人ではなかったでしょうが、今回の薪という役どころはかなり強さが必要なので、人としての 強靭(じん)さみたいなものを彼はどう表現しようか、一生懸命頑張っている感じがしました。


――中島さんの印象を教えてください。
今回初めて共演しましたが、ものすごく自然体な芝居をされる方だと思いました。一人二役について彼自身の中で、形ではなく、ここ(肚・はら)をちゃんと変えたな、というふうに見ました。
例えば、薪に対峙するとき、鈴木は学生のころからの親友で「俺が何とか守ってやる」と。逆に青木が薪を見る目の中には、尊敬と憧れがないといけない。その違いもきちっと自分の肚の中に落としながら薪とどう絡むか、その違いを表現しているので、彼はわかってやっているという気がしました。
――貝沼と薪はどんな関係性だと思いますか?
先ほどもお話しましたが、貝沼の興味の対象は脳です。なぜ薪に執着するかというと、薪の脳はスペシャルで唯一支配できない、自分の思い通りにならない脳だからです。
それは愛ではなく、ひょっとしたら薪という人間の脳はどう感じて、彼の中で今どんなふうに思っているのか知りたい、「ひたすら純粋な興味」だと思います。
この『秘密』という物語の世界観でいうと、貝沼と薪は単純なる男性同士の愛情とはまったく違って、「二つ存在している脳同士の関係性」だと思います。
――視聴者のみなさんにメッセージをお願いします。
貝沼の呪縛から薪は逃れられるのか否か?このドラマの最後の方に、また「変人」が出てきますので(笑)、楽しんでください、という感じでしょうかね。
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