――日本初演となりますが、過去の作品映像を見た感想はいかがですか?
柚希:すごく面白くて、何回も見てしまいました。心あたたまる王道のハッピーミュージカルです。有名なクリスマスソング『White Christmas』が生まれた作品の舞台版でもあるので、クリスマスが待ち遠しい気持ちになります。
リンダをしっかり演じられるかまだ不安ですが、ねねがライラ役で共演すると聞いて、とても楽しみでした。
夢咲:ショーのシーンが多いのですが、場面によって色が全然違うので、見ていて飽きないです。40年代のアメリカの空気をすごく感じられて、曲もハッピーな雰囲気です、すごく楽しい作品だなと思いました。
私も、ちえさん(柚希さんの愛称)がリンダを演じられると聞いて驚きました。まさか退団してちょうど10年目に!
柚希:ようやく共演だね。
夢咲:ご一緒できるのがうれしいです。

――日本版は、振り付けや演出も新しくなるそう。楽しみにしていることを教えてください。
柚希:もともとの演出も素晴らしいのに、私たちに合うよう新たに作ってくださるということで、とても楽しみです。演出家のビル・ディーマーさんから「あなたはすごく踊れると聞いているから、いっぱい踊ってもらいたい」と言われて…(苦笑)。でも、素晴らしい環境で取り組ませていただけることが、本当にうれしいです。
夢咲:私もビルさんたちとお会いしたときに「ちょっと踊ってみよう!」と言われて、その場で振りをいただいて踊ってみました。途中からビルさんも一緒に踊ってくださって、「イェーイ!」とノリノリで(笑)、すごく楽しかったです。ビルさんからいろいろと教えていただけるのは、すごく刺激的で光栄なことだと思います。
柚希礼音「夢を諦めた経験がある方には、わかる!」と思っていただける
――柚希さん演じるリンダ、夢咲さん演じるライラ、それぞれどんな魅力がありますか?
柚希:リンダはブロードウェイで舞台に立つことを夢見ていましたが、家庭の事情で田舎に帰り、教師になります。夢をあきらめかけていましたが、坂本さん演じるビルと出会ってもう一度ショーの世界に触れ、花開いていくという役どころです。
歌やダンスを遠ざけていたけれど、やっぱり好きなんだと気づいていくところに惹かれます。自立した素敵な女性になろうとしているのに、なりきれていないところも、可愛らしくて魅力的だなと思います。
夢咲:ライラは自分の夢のためなら何ごとでもいとわない、野心にあふれているところがカッコいいです。自分のマイナスさえもポジティブに変えていく姿は、「こういう友だちがいたら面白いだろうな」と思わせる魅力もあります。リンダとは真逆だと思います。

柚希:リンダは、過去に夢を諦めた経験がある方には特に「あぁ、わかる!」と思っていただけると思いますし、ライラも面白くてかわいい面もあるので、共感できるところがあると思います。2人とも前向きでハッピーな女性です。
夢咲:いろいろな種類の幸せがあると感じますよね。
柚希:私自身もリンダやライラを見て、自分はこれからどんな仕事をして、どう生きていくのが良いか、何が幸せなのかと、いろいろ考えさせられました。