9月27日(日)にさいたまスーパーアリーナにて開催された「RIZIN.24」。唯一のジョシカク(女子格闘家)カードだったのが“ツヨカワ女王”ことRENA選手と富松恵美選手。RENA選手はベテラン・富松選手のグラウンドでの攻撃に苦しむ場面も見せたが、最後は得意の打撃で勝利を収めた。

マイクを渡されたRENA選手は、応援してくれたファンへ感謝の気持ちを述べ「世界中が(コロナ禍で)大変な状況の中、まだまだ油断はできませんが、こうやって皆さんの前でリングに立って戦えることが本当に嬉しく、素敵なことだなと改めて感じています」

とコメント。そして「最後に私事ですが…」と切り出した。

RENA選手は「RIZINで5年間お世話になり、楽しい、厳しい、辛い時期を経験させていただきましたが、あと2~3試合で、このリングから降りようかと思っています。RENA最終章、もう少し頑張りますので、最後まで応援よろしくお願いいたします!富松選手、どうもありがとうございました!」と語った。

観客や解説席もRENA選手の突然の発表にショックを隠せない様子だったが、試合後の会見でその発言の真意を明かした。

「終わりを決めないと最高のパフォーマンスが発揮できない」

「終わりを決めないと頑張れないというか、最高のパフォーマンスを発揮できないな、と思って。それはアスリートとしてはダメなのではないか、と。終わりを決めて面白いベストパフォーマンスがしたい。最終章として最後まで走り抜きたいな、と。(試合に)負けてからではなく、勝ってから言いたかったので」

最終章のRENA選手はどのような闘いを見せてくれるのだろうか?貴重な一試合一試合に注目が集まる。