共演の浜辺さんらの印象は?M!LKメンバーにも「厳しい」と言われる、佐野さんのストイックなエピソードとは?

――舞台挨拶やSNSで見せた、浜辺さん、赤楚さんら6人の仲の良さも話題です。どのタイミングで仲が深まりましたか?

実は僕、こう見えて、心を開くまでに時間がかかるタイプで…。撮影中は6人で世間話をするのが楽しかったですが、本当に仲良くなりはじめたのはクランクアップ後だと思います。

皆のグループトークがあって、ある日、赤楚くんが「いま時間があるから電話しよう」って言い出して。皆で“オンライン飲み会”みたいな感じで話しているうちに、心が開けていったと思います。

――赤楚さんがムードメーカーですか?

そうですね。すごく天然なところもあって、しょっちゅう、よく分からないメッセージを送ってくるんですよ!雑談というか、くだらないこととか(笑)。もし赤楚くんがいなかったら、たぶんここまで打ち解けられていないと思います。

――ほか4人の印象も聞かせてください。

浜辺さんは物静かな印象だったんですけど、すっごくしゃべります。赤楚くんと2人、ムードメーカーです。とにかく人の話を聞いてくれるし、笑ってくれるし、話も振ってくれるし、回す力があると感じました。それが今回発見した、浜辺さんの魅力です。

山下さんもアイドルグループの出身だからか、めちゃくちゃトークが上手くて。全然飾らなくて、自分をさらけ出すような話をしてくれるんです。それがきっかけで、ほかの皆もオープンに話ができるようになったと思います。

倉は弟キャラ的な感じで、他愛もないことで話しかけてくれます。例えば(取材部屋の備品を指して)「あのマグネットなんで緑色なんだろう、なんで4つあるんだろう」みたいな(笑)。そうやって、話すきっかけを作ってくれます。かわいいです。

(西垣)匠も、めちゃくちゃ気遣いです。この6人はめっちゃ仲が良くて年齢関係なくタメ口なんですけど、それでも匠は上下関係を大切にしていて、年上の赤楚くんや僕に先輩として接してくれています。そういう姿勢は「(特技の)フェンシングで鍛えられた」と話していました。

帰宅後に「めっちゃ後悔する」ストイックな精神

――佐野さんは、九賀の「他人にも社会にも自分にも厳しすぎる」ところが、自身と似ているとコメントしていました。

朝なかなか起きられないとか(笑)、甘いところもありますけど、自分に厳しいほうかもしれないですね。たとえば、何か嫌なことを言われたときに、「顔に出ちゃったな」ってあとで反省したり。いや、それを反省するのは当たり前か…。

何においても、その時は「まぁ、いいか!」と思っちゃう自分もいるんですけど、家に帰ってから、めっちゃ後悔します。その時の自分の全力を出せなかったら、凹みますね。

――「M!LKのメンバーからも『自分に厳しい』と言われる」そうですが、どんな場面でですか?

月に1回ぐらい、自分を締める意味でも、メンバーに「これはやらなきゃダメだよね」とか言うことがあって(苦笑)。やっぱり人間だからだんだん物事に慣れていきますし、それはしょうがないんですけど、グループのためにも、たまには気持ちを引き締めないと、と思っています。

妥協を許さず、何事にも真面目に取り組む佐野さん。「もし就活するなら、どんな業界に興味がある?」と聞くと、意外な答えが返ってきました。