一平は、正助に「親父が会いたくないのは俺だよ」と告げると、のど自慢大会に出場したのも父親への当てつけのつもりだったと明かす。
その時、玄関の戸が開く音が聞こえる。突然のことに不審者だと焦る一平と正助。そこに現れたのは、一平の父・平蔵(柄本明)だった。
平蔵(柄本明)の傍らに置かれたノートには“死”を連想させる言葉の数々が…
あくる朝、一平と正助は起きてこない平蔵のことを気にして様子を見に行く。
その際、正助は、広げられたままになっているノートを目にする。そこには、死を連想させるような言葉が殴り書きされていた。
一平と正助は、平蔵が重い病気にかかっており、遺書を書こうとしているのではと心配。平蔵は2人の心配をよそに、ふれあい冬祭りが終わったら出て行く、と告げる。
だが、ふれあい冬祭りは、費用対効果が合わないなどの理由で、昨年廃止になっていた。
一平は平蔵にノートのことを切り出す。すると平蔵は、「恥ずかしいから話さなかった」「陽菜と約束したから」と言いだす。意味がわからず困惑する一平と正助。
すると平蔵は、1人では何もできない自分の世話を焼く陽菜に迷惑をかけないために老人ホームに入ったことを明かし、「俺の人生は間違っていた。けどな、もうやり直せねえ年になって答えを知っても」と声を詰まらせ…。