<和田雅成 コメント>

――もともと野球をやっていたそうですね。             

中学校時代は、野球部に所属していました。ショートを守っていて、打順は3番でした。中学校時代の夢は野球選手だったので、野球選手の役をいただいて、しかも中日ドラゴンズのユニホームを着られるなんて「一生懸命やっていれば、夢は叶うんだな」と思いました。

――バントについては、どんな印象を持っていましたか?

得点につながる、ひとつの手段ですよね。ただ、先頭打者がヒットを打つと、2番はバントを狙うことになって、それが決まるか否かで3番の僕がやるべきことも大きく変わってくるんです。

だから、中学時代はいつも「決めてくれ!」と思いながら、ネクストバッターズサークルにいましたね(笑)。

真鍋義信(和田雅成) ©東海テレビ FOD

――共演歴のある阿久津さんは、和田さんについて「とてもやさしい人」と言っています。

いやいやいや(笑)。以前共演したときは、仁愛が主役で、僕が脇で支える役だったんですが、本当に周囲に気遣いができるし…。彼は、当時21歳だったと思うんですが、とても落ち着いているので25歳くらいだと思っていました。

だから、年齢を知ったときはちょっと驚きましたね。共演していても、彼はこちらがほしいと思った球をズバッと投げ込んでくれるタイプ。だから、すごくやりやすいんです。

――和田さん演じる真鍋義信の「こんな部分にも注目してほしい」ということはありますか?

真鍋は野球ももちろん好きなんですが、「ヒロさん」と呼んでいる柳澤大翔のことが大好きなんです。野球のことを愛しているけれど、実力が足りなくて。でも、野球を通して、師匠でもあり友人でもあるヒロさんと出会えたことで、真鍋は自分なりの道を探そうと決意できたのではないでしょうか。

そういう「ヒロさんと真鍋」という対比で、このドラマを見てもらっても楽しいと思います。

左から)柳澤大翔(鈴木伸之)、真鍋義信(和田雅成) ©東海テレビ FOD

――視聴者のみなさんにメッセージをお願いします。

人生って、ホームランやヒットを狙うのが普通なのかもしれません。でも、このドラマは、人生の中の「バント」を非常に大切にしていると思うんです。

ホームランやヒットばかりを狙っても、うまくいくはずはない。ときにはアウトになったり犠牲になったりすることも、「急がば回れ」ではないけれど、人生においてはプラスになる気がします。

そうしたことを、このドラマを通して感じてもらえたらいいなと思っています。真鍋もそんな決断をすると思うので、引き続きご覧ください!

真鍋義信(和田雅成) ©東海テレビ FOD