12月3日(木)、フィギュアスケート選手の本田真凜がタウングループの新CM発表会にスーツ姿で登壇した。
CMでは、スケート衣装で華麗な姿を披露し、困難にぶつかっても「夢を持ち、明るい未来へと進む」というメッセージを伝えるバージョンと、自身が新米社員となり不動産屋さんの窓口で、個性的なお客さん相手に物件を紹介するというコミカルなバージョンに登場。
スケートでの演技には自信があるが、コミカルな演技には慣れていないと言い、「難しくて、何回もやり直しをしました。オドオドしているところもあると思います」とはにかみながら撮影の感想を語った。
また、写真撮影時には妹の本田望結も側で見守ってくれたといい、「緊張もほぐれました。『いつも通りに堅くならずに、素な感じの方がいいよ』とアドバイスをくれました」とにっこり。
部屋をすすめる不動産屋さんの新米社員という役どころにちなみ、「もし、一人暮らしをするならどんな部屋が理想?」という司会者からの質問には、「ずっときょうだいが多くて、大家族の中でにぎやかに暮らしてきたので、一人暮らしは寂しい」と家族の仲の良さをうかがわせながらも、「壁は白くて、明るくて、狭い部屋がいいです。片付けが苦手なのと、すぐに手が届くところに物があるのが理想です」と理想の部屋について明かした。
そしてフレッシュなスーツ姿を褒められると、「今年から大学生になって、スーツを着る機会が増えて少し大人になったような気持ちでいます」と答えながらも、「でも、(ヒールで)足がグラグラしていて(笑)。スケート衣装の方が落ち着きます」と本音をポロリ。
発表会後に行われた記者からの質疑応答で、右肩脱臼という大けがについて聞かれると、「肩はもう治っています」と明るい表情で答え、「コロナで思うように練習ができなかったりしますが、下を向いていても切り替えて前を向いて歩いていけるようにしたい」と強い目線で語った。
そして、「自粛中に家族そろってご飯を食べたりしたことが幸せでした。ご飯も母と妹が作ってくれるのを食べたり」と普段はなかなかそろわない多忙な家族での時間を満喫した様子を振り返った。
自身のけが、そしてコロナ禍での過ごし方や気持ちを聞かれると、「2歳からスケートをしてきて、こんなに長くオフになったことがなかった。体を動かしていないと不安になってくるので、きょうだい皆が同じスポーツをしていることもあり、一緒にトレーニングをしたりしました」と自粛期間中について触れた。
そして、「たくさんのお客さんの前で滑るのが好き」とフィギュアスケートの魅力を伝え、12月23日(水)から長野県で開催される「全日本選手権」について、「自分が楽しんで演技をしたら、みなさんにも楽しんでみていただけると思います。楽しんでいけたらいいなと思います」と意欲を見せた。