フジテレビジョン、ビーマップ、菁映社の3社から構成される、大江戸今昔めぐり製作委員会が提供するスマートフォン向け古地図アプリ「大江戸今昔めぐり」が、2021年4月に50万ダウンロードを達成。

2017年12月のサービス開始以来、古地図ファンや街歩き愛好者に支えられ、50万ダウンロードに到達。それを記念して、6月21日(月)より、エリア拡大と法人向け開発キット無償貸し出しの2つの展開を開始する。

江戸以外のエリアの古地図に対応

古地図の対応エリアを、江戸以外の全国に拡大。第一弾は、川越市と静岡市(駿府)。

川越藩の城下町として発展し、現在は小江戸と呼ばれ多くの観光客を集める川越市。大江戸今昔めぐりへの対応によって、街歩きが一層楽しいものに。

川越市の古地図は、製作委員会が基本地図を作成し、川越市に拠点を置き、冊子「川越城下重ね地図」を販売するなど古地図活用に実績を持つ株式会社櫻井印刷所が詳細地図を作成するコラボレーションによって地図を完成させる。また、今回のエリア拡大に際しては、行政からも支援も。

川越市長 川合善明氏からのコメント

川越市は、現在では三十五万人が暮らす埼玉県南西部の中心都市です。蔵造りの町並みや古い伝統を誇る神社仏閣、本丸御殿に従事を偲ぶ川越城跡など、多くの観光客のみなさまに「小江戸」の風情を楽しんでいただいております。

このたび、古地図アプリ「大江戸めぐり」の対応エリアに川越がとりあげられることで江戸時代後期の川越の様子が、みなさまの目に浮かぶように想像いただけるようになりました。

観光客の皆様や市民のみなさまが何気なく散策しておられる道が、数百年以上前には、江戸城の北の守りとして重きをなした川越城の馬出の一部であったり、城下町の区割をなす路地であったりと興味が尽きません。

童話「とうりゃんせ」発祥の地である「いわれ」となった神社も城内にあったとわかります。川越を訪れていただくみなさまに川越の新しい魅力を感じていただけるものと期待しております。

駿府とも呼ばれた静岡市は、徳川家康による江戸時代初期の大御所政治では、実質的な首都として機能し、江戸や京・大坂に並ぶ大都市として栄えた。

静岡市は、製作委員会が基本地図を作成した上で、古地図ファンの方々にその地図のキャプチャー画像と詳細情報をアップロードしていただくことで地図を完成させていく。

「大江戸今昔めぐり」では、今後も、江戸時代の古地図を作成したいという自治体等と協力し、対応エリアを広げていく。

法人向け開発キットの半年間無償貸し出し

本アプリで利用できる古地図は、以前より法人向けにAPI(※)で提供。このAPIを含めた、法人向け開発キットの無償貸し出しを開始する。半年間利用可能で、既存のアプリやサービスに古地図を組み込む開発を気軽に試すことができる。

(※)API…アプリケーション・プログラミング・インターフェイス。ソフトウェアやアプリケーションなどの一部を外部に向けて公開することにより、第三者が開発したソフトウェアと機能を共有できるようにしてくれるもの。

<アプリ「大江戸今昔めぐり」概要>

ベースとなる江戸末期の古地図を、人の手による「完全描き起こし」で再現。スマホ上で、現代図と古地図を重ね合わせることができる。さらに、地図の透過度を自由に変えられる機能も搭載。スマートフォンや、タブレットで利用可能。

「大江戸今昔めぐり」のホームページはこちら