ここまで野球に特化した作品に携われたからこそ気づけたこと
大翔を演じる鈴木伸之さんがクランクアップとなったのは、ある球団の入団テストを受けることになったシーン。
室内練習場を借りきっての撮影。クランクインの前から練習を重ねてきた鈴木さんのバッティングやスローイングは力強く、まるでプロ野球選手のよう。
ただ、打った球の方向など、監督が求めるものに応えるため、何度も撮影が行われました。
途中で休憩も挟みながら深夜にまで及んだ撮影でしたが、無事クランクアップ。バットを振り続けた鈴木さんにも、安堵の表情が浮かびました。
鈴木さんには、監督から花束が。ドラゴンズカラーのブルーの花束を受けとると、満面の笑顔で「無事オールアップできて良かったです。本当に、野球と向きあった撮影期間で、拙(つたな)いところもたくさんあったと思いますが、無事に撮影を終えられたのが何よりです」と挨拶し、数ヵ月をともに過ごしたスタッフへの感謝を述べました。
<鈴木伸之 コメント>
――クランクアップを迎えた、今の気持ちは?
本当に野球と真剣に向きあった撮影期間でした。そして、とにかく楽しかったです!自分は、子どものころに野球を諦めたのに、今回バンテリンドーム ナゴヤに立てたことは忘れられません。
スタッフにも野球の好きな方が多かったので、撮影の合間に野球の話で盛り上がったり、昼食後はそれぞれが好きなチームのニュースなどをスマホで確認したり…。とにかく、野球を中心に毎日を過ごしていましたね。
――まるでプロ野球選手のようなプレーシーンにも注目が集まっていました。
一生懸命バットを振って、手にマメがいくつもできました。育成選手のYouTubeを見てみたら、ものすごい数のマメができているんです。そこまで頑張っても、なかなか一軍に上がることのできない、本当に厳しい世界なんだという現実も感じましたし、でもその頑張る姿がとても美しかったりもするんです。
今回、ここまで野球に特化した作品に携われたからこそ、そんな部分にも気づけたと思うので、本当に参加できて良かったです。
――印象に残っているシーンは?
第10話の、大翔が直斗と直接対戦するシーンが印象深いですね。僕がバッターボックスに立って、直斗が投げる球をガンガン打ち返すんです。直斗役の小山蒼海くんも本当に野球が好きで上手なんですが、本気で悔しそうにしていました。演じながら「大翔も大人げないなぁ」と思ったんですけど(笑)、あれが彼なりの「気持ちの伝え方」なんですよね、きっと。
――最後に、視聴者のみなさんにメッセージをお願いします。
どの回にも、大翔による誰かの背中を押す一言があったり、逆に大翔が背中を押されたりという展開があったのですが、特に最終話は大翔の野球に対する愛情と、あきらめないという気持ちが詰まった回になっています。
「あきらめない大翔」のことを、ここまで周囲の人たちが支えてくれたのですが、彼らへの感謝の思いもストーリーの中にちりばめられている点も見どころです。
頑張っている方はもちろん、小さなお子さんのいるご家族など、いろんな方に見ていただきたいと思います。
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