<あらすじ>
天然パーマでおしゃべりな大学生・久能整(くのう・ととのう/菅田将暉)は、美術展のために広島を訪れていた。そこで、犬堂我路(いぬどう・がろ/永山瑛太)の知り合いだという1人の女子高生・狩集汐路(かりあつまり・しおじ/原菜乃華)と出会う。
「バイトしませんか。お金と命がかかっている。マジです」。そう言って汐路は、とあるバイトを整に持ちかける。それは、狩集家の莫大な遺産相続を巡るものだった。
当主の孫にあたる、汐路、狩集理紀之助(かりあつまり・りきのすけ/町田啓太)、波々壁新音(ははかべ・ねお/萩原利久)、赤峰ゆら(あかみね・ゆら/柴咲コウ)の4人の相続候補者たちと、狩集家の顧問弁護士の孫・車坂朝晴(くるまざか・あさはる/松下洸平)は、遺言書に書かれた「それぞれの蔵においてあるべきものをあるべき所へ過不足なくせよ」というお題に従い、遺産を手にすべく 、謎を解いていく。
ただし先祖代々続く、この遺産相続はいわくつきで、そのたびに死人が出ている。汐路の父親も8年前に、ほかの候補者たちと自動車事故で死亡していたのだった…。