2024年10月29日、トイザらス・ベビーザらスの公式Xに投稿された文章が「粋な計らい!」と話題になっています。

トイザらス 店内で子どもを遊ばせることへ言及 隠れメッセージも

おもちゃとベビー用品の総合専門店「トイザらス」「ベビーザらス」。

店内には多くの玩具やゲームが並ぶとともに、気軽におもちゃを試せるサンプルコーナーが多くあるのも子育て世代には嬉しいポイント。

そんな「トイザらス」「ベビーザらス」の公式Xが投稿した“ある文章”に多くの反響が寄せられています。

トイザらスがXに投稿した文書

【みなさまへ】というタイトルで投稿された文章には、

「いつもトイザらスをご利用いただき、ありがとうございます。くり返しお越しいただく中で、育児中の大変さもあるかと存じますが、トイザらスではじっさいに商品を手に取って楽しんでいただけるよう、おもちゃのサンプルをご用意しています。お子様と一緒に『見る・触る・遊ぶ』をお気軽にご体験ください。」と、店内にあるサンプルで自由に子どもと遊んで欲しいというメッセージが。

また、混雑時には譲り合って利用して欲しいことや、今後も利用者のニーズに応えていく旨を明示。

しかし、気になるのは文章の所々に「じっさい」「れんけい」といった、あえて漢字変換をせずひらがなで書かれている単語があること。
一体どうして?と、ここで9行にわたる文章の頭の文字だけを“縦読み”にしてみると…

トイザらスがXに投稿した文書 頭の文字を縦読みすると…

なんと、「いくじおつかれさま」という隠れメッセージが!

投稿を見た人たちからは、「縦読みメッセージに感動した!」「粋なメッセージに心が温かくなる」「トイザらス、やっぱり素敵な場所だなぁ」と多くの称賛の声が。

担当者「押しつけがましくないかたちで伝えられれば…」

多くの反響があった文章に関して、何故そういったメッセージを公表したのか、日本トイザらス株式会社のSNS担当者に聞いてみました。

「トイザらス」SNS担当者
日常業務の一環として自社関連の投稿をチェックしていたところ、当社が店舗で展開しているサンプル商品についての投稿が多く見られ、そのうちのいくつかが当社の見解について尋ねていたので、サンプル商品の展開についての当社の意図・思いを伝えたいと考え、投稿しました。
「実際におもちゃを手に取って楽しんでいただきたい」「お子様におもちゃを見て、触って、遊ぶ楽しさを体験してもらいたい」「お子様とのかけがえのない時間を当社店舗でお楽しみいただきたい」というのは当社が以前より発信してきたことであり、今回、改めて伝えさせていただきました。
また、当社のこうした考えの根底には「みなさまの育児をサポートしたい・お役に立ちたい」という思いがあり、これも合わせて、押しつけがましくならないかたちで伝えられればと思い、縦読みで「いくじおつかれさま」というメッセージも加えさせていただきました。

投稿から3日目の11月1日現在、この文章は1800万回以上閲覧され、13万件以上の「いいね」が。
この反響の大きさについて聞いてみると…

「トイザらス」SNS担当者

たいへん多くの方に好意的に受け止めていただき驚きましたが、多くのみなさまに当社の思いを知っていただくことができて、大変うれしく思います。
今回、みなさまのさまざまな声を聴くことができましたので、それらを真摯に受けとめ、より良い店作りに努めたいと思います。